奇跡のタクシー

奇跡のタクシー

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

この写真のタクシーは、京都のヤサカタクシーの四つ葉のクローバー号です。関西に住む友人が送ってくれました。1,300台あるタクシーのうちの4台で、さらにその4台の中の1台しかない黒のボディなのです。それが目の前を走っているという奇跡!すごいですね。

思わず手を合わせたくなります。「ありがたや~、ありがたや~」

この「ありがたや~」の「ありがた」は、形容詞である「有り難し」の語幹です。「有り難し(ありがたし)」は古文の形容詞ク活用で、「あることが少ない」=「めったにない」という意味で、「ありがとう」の語源になっています。

この「ありがとう」の語源は、仏教の『盲亀浮木のたとえ』にあり、仏教では人間に生まれることは「有る」ことが「難しい」ので、「有り難い」ことだと教えられているようです。そして「有る」ことが「難しい」ことをしてもらうことが「ありがたいことです」となり、「ありがとう」となりました。

人間に生まれることについては、次回のブログでお話ししたいと思います。

この黒のボディの四つ葉のクローバー号に出会うことも「有り難い」ことなので、奇跡と言っても過言ではないと思います。まさに奇跡のタクシーです。

奇跡と言えば、「奇跡の50才」などという呼び方で、実年齢が50才の女性がまるで20才のお嬢さんのように美しいと形容される場合があります。アンチエイジングという加齢による身体の機能的な衰え(老化)を可能な限り小さくすることが注目されています。常若(トコワカ)の国である日本だからこそ注目されるのかもしれませんね。

同じ女性としては、シミやシワなどを取り、いつまでも美しい肌でいることに憧れる一方で、樹木希林さんのように「折角できたシワを取らなくてもねえ。そのシワがいいんじゃないの。」と思うほうが自分の気持ちにぴったり添うような気がします。

年齢を重ねたら、重ねただけの良さがあるものです。その良さを味わい尽くすのもまた乙なものです。だって、若い方には出せない味ですから(負け惜しみかも・・・)。人にはその時その時の旬というものがあります。それを感じられる心の豊かさを持てると人生がもっと楽しくなるかもしれませんね。