こころの虹

こころの虹

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

この写真は、ハワイのワイキキから見たダイヤモンドヘッドです。本当に美しいですね。

私は2回ほどダイヤモンドヘッドに登ったことがあります。途中のトンネルが真っ暗で、懐中電灯を忘れていった私は、他の外国人の観光客の人たちにくっついて通り抜けた思い出があります。ダイヤモンドヘッドから見たキラキラしたワイキキも印象に残っていますが、夜のホノルルもまた素敵です。

ハワイアン音楽も好きでCDも持っていますが、スタンダードな名曲である「Honolulu City Lights」をカバーしているカーペンターズを聴くと、またハワイに行きたくなります。興味のある方は一度聴いてみてください。

実は、私、東京にいた時にライブハウスでカーペンターズの曲をカバーして歌ったことがあります。2人の友人にアコースティックギターを演奏してもらって、40分ほどたぶん8曲ぐらい歌いました。「イエスタデイ・ワンス・モア」「スーパースター」「雨の日と月曜日は」「青春の輝き」「トップ・オブ・ザ・ワールド」「シング」「愛は夢の中に」などです。20代後半のことですから、かなり昔のことですが、今思えば大して歌も上手じゃないのに、何と無謀なことをしてしまったんだろうと思います。若気の至りというところでしょうか。でも、とても楽しかった記憶があります。

素晴らしい歌声を持つカーペンターズのボーカルのカレンは、摂食障害(主に拒食症)を患っていました。摂食障害の発症のきっかけは、ほとんどの場合ダイエットであると言われています。なかなか治療が難しい病気で、粘り強く関わっていく必要があります。熊木徹夫医師は、拒食症の特徴として次の6つを挙げています。①粘り強い、こだわりも強い、②ボディイメージの障害、③身体感覚が鈍い、④自尊感情が低い、⑤成熟拒否、⑥母との葛藤です。ありのままの自分を認めることができなくて苦しんでいらっしゃる方が多いのだと思います。

「Ole Ua, `Ole Anuenue.(オレ ウア オレ アヌエヌエ)」(No Rain, No Rainbow.)というハワイ語のことわざがあります。直訳すると「雨が降らなければ虹は出ない」となりますが、辛い出来事があるからこそ、笑顔になれる幸せなことが起こるのだという意味だそうです。

辛い時は何も考えられないかもしれませんが、この言葉を知っているだけで、いつかあなたのこころに虹がかかるかもしれません。是非、覚えておいていただければと思います。