諸行無常
諸行無常

オンラインカウンセリングのカナムーンです。
最近、“諸行無常”というこの世の法則性を実感しています。この世の一切はすべて移り変わり、ずっと変わらないものなんて一つもないのだということを、しみじみ感じている今日この頃です。
“諸行無常”は釈迦の晩年から入滅前後までを伝記的に著した阿含の『涅槃経』のなかのお言葉です。涅槃とは、悟りを開いた人が亡くなるという意味ですから、涅槃経とは釈迦がお亡くなりになられる前のできごとがまとめられたものなのです。
釈迦は、涅槃に入る前に、悲しみにうちひしがれている侍者のアーナンダを呼んで、「アーナンダよ、すべての愛するものから離れ、異なる世界に至ることを嘆き悲しんではいけない。つくられたものはすべて壊れていくのだ。壊れていかないものなんてどうしてあり得ようか。それがこの世の法則なのだ」と教え諭しています。そして、釈迦は「もろもろの事象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成させなさい」と、修行僧たちに最期の言葉を残しました。
諸行無常、生者必滅、会者定離、諸法無我、一切皆苦などの、この世の法則である道理を悟ったものにとっては、涅槃は窮極の安楽の境地であるようで、道理を悟ると煩悩(汚れ)は弱まり、穏やかに最期を迎えることができ、涅槃寂静に至るのです。
この地球を生きるということは、苦しみを生きるということなのでしょうか。そのなかで、この世の道理を悟れば、心穏やかに生き、そして死んでいけるのかもしれませんね。でも、なかなかその境地にまでは至りません。難しいことです。
愛執から離れても心穏やかに生きるためにはどうすればいいのでしょうか。両親を亡くし、息子が巣立ち、家族を手放しながら、まったく執着せずに生きていくということは、私にとっては修行のようなものです。そして、いつか最愛の人と離れることになるでしょう。そのときに心穏やかに見送ることができるのか、また、自分自身が亡くなるときに窮極の安楽の境地に至ることができるのか・・・。
「もろもろの事象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成させなさい」という釈迦の言葉を心に刻み、地球という修行場を堪能したいと思います。がんばろーっと(笑)。
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