マインドフルネス研修

マインドフルネス研修

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

昨日は旧暦のお正月でした。旧暦では立春に最も近い新月を元旦として、新しい年が始まります。1月は2本しかブログをアップできませんでしたので、今年こそ頑張ってブログを書こうと、気持ちを新たに旧暦の元旦を迎えました。本当に言い訳がましい限りです(笑)。

この1月から3月は、これまで取り組んだことのないテーマでの講演や研修の依頼が立て混んでいて、年を重ねてきた私には、新しいことに挑戦するのは少し気が重いところがあります。若さゆえの未熟さが許されない、キャリアがあるからこその苦しみなのかもしれませんね。

新しいテーマでの研修の一つに“マインドフルネス”があります。これまでも、メンタルヘルスや支援者の代理受傷の説明をする時にお話しすることはありましたが、今回は3時間の研修を2日間行うという、マインドフルネスに特化した実技を伴う研修なので、さて、一体どうしよう!と悩みながら、一から内容を検討することになりました。

マインドフルネスは、私に“眞美心”というダルマネームを授けて下さったティク・ナット・ハンが、西洋社会に広めたものです。もともとの語源は、仏教のsati(サティ)で、気づきや自覚を表します。マインドフルネスとは、今ここに気づき、呼吸と身体と心を一体にしながら、深く自分自身をとらえることです。意識的に呼吸をすることで、自分(home)に戻ることができる素晴らしい方法なのですね。

私は、大学教授を辞めた2019年に、ティク・ナット・ハンが主宰するプラムヴィレッジの富士山リトリートに参加し、マインドフルネスを学び、実践しました。その後は、歩く瞑想を主に行いながら、自分自身を見つめてきたのですが、私自身がそれを教えることになろうとは夢にも思っていませんでした。

それで、研修でお話しする内容はもとより、実践に使うシンギングボウルや、歩く瞑想のときに流すCDなどの準備をしていたのです。シンギングボウルは、7つのメタル(金、銀、銅、水銀、鉛、錫、鉄)によって作られ、それらは太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星に対応し、掌にシンギングボウルを乗せるということは、掌に宇宙を乗せていることになるようです。怪しい~(笑)。歩く瞑想は基本的には自然の中で行うことが多いのですが、今回は研修室とロビーという環境で行うので、少しでもリラックスできるようなCDを流すことにしたのです。

そんなこんなでバタバタしながら準備をして、やっと一日目の実技を伴う研修を終えました。参加者からは「(坐る瞑想をしていた)30分があっという間に過ぎていきました」や、「マインドフルネスは修行だと思っていましたが、そうでなくて楽しかったです」と笑顔でおっしゃっていただいて、少しホッとしています。

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