シータ波

シータ波

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

蓮の花が咲く季節になりました。『隣る人 心が弱ったときに開いてほしい本』の中で、親鸞が「苦しみや悲しみをしっかりと見届けながら乗り越えて、自分の人生を生きた素晴らしい人を白蓮華のような美しい人(分陀利華・フンダリケ)」と称していると紹介しましたが、まさにその白蓮華です。

白蓮華を見ると、この場所で瞑想をしたくなる人もいるかもしれません。瞑想には呼吸が大切です。ゆっくりと深呼吸をすれば、副交感神経が優位となり、自律神経が安定し気持ちやからだが落ち着いていきます。このとき、自分自身の深部に注意を集中して、「いま、ここ」を意識しながら雑念にとらわれない精神状態にいると、脳内にシータ波が発生します。

このシータ波は、記憶を司る脳の部位・海馬との関係が深く、眠気のあるときや勉強または具体的な作業に集中しているときなどに発生するといわれています。睡眠に入るタイミング、目覚める前のタイミング、瞑想が深まったタイミングにシータ波が出やすいのですね。

世界的な細胞生物学者であるブルース・リプトン博士は、7歳ぐらいまでの子どもの脳波はシータ波に支配されていて、催眠に近い状態にあるとしています。子どもは家族や周囲の状況に適応しなければ生きていけませんので、この年齢までの間にやりたくないことをやらされたり、興味のあることを制限されたりして、苦痛でネガティブな経験を、催眠に近い状態で、潜在意識にプログラミングされていると述べています。

私たちが意識できるのは5%程度で、あとの95%は潜在意識に支配されているようです。この潜在意識が、母親の胎内にいるときから7歳頃までの間にプログラミングされていきます。親から受け取った価値観や古い習慣を身につけることによって自らを守ってきた潜在意識は、自動的に自らの言動を操縦し、それを変えることを良しとしません。潜在意識が私たちの言動をコントロールしているのです。

そして、リプトン博士は潜在意識の7割はネガティブなものだと言っています。そうかもしれないなあと思います。私たちの思考がネガティブなのも頷けますね。

それでは、私たちの言動を変えるためにはどうすればいいのでしょうか。それは、潜在意識を書き換えることが重要なのです。再プログラミング(リプログラミング)を行うのです。リプトン博士はポジティブな思考が大切だと言っています。生きたい人生に添って潜在意識を書き換えるのです。自分自身に対してポジティブな言葉を繰り返し、言葉や思考そして行動を変えていくのです。

また、リプトン博士は、現在のトラウマ治療の方法は、ネガティブな記憶を上塗りするだけであると指摘しています。人は自己実現をして幸せになるために生まれてきました。与えられた魂を活かすために、5%の意識と95%の潜在意識を同期させながら、私たちの望む生き方を実現していくことが大切なのかもしれませんね。

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