アーチェリー

アーチェリー

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

この写真は2021年5月に撮影したアーチェリーの的です。運動公園を散歩中に見つけた的に惹かれて、近くまで行って写真を撮りました。たまたまアーチェリーの大会中があったようです。あれから1年ほど経ち、息子が高校のアーチェリー部に入部しました。何だか不思議なご縁を感じました。

アーチェリーとは洋弓のことで、もともとイギリスやアメリカではポピュラーなスポーツです。紀元前2万年頃、狩猟のために弓矢を使用したのが始まりとされていて、その後は人間同士の争いの武器として使用されるようになりました。スポーツとして確立されたのは16世紀にイギリスのヘンリー8世がアーチェリーのコンテストを開催したのが始まりで、日本で本格的に行われるようになったのは1950年代後半に入ってからということです。日本ではまだ歴史が浅いのですね。

息子がアーチェリー部に入部して8か月経とうとしている頃に「おかあさん、弓を買ってほしい」とお願いしてきました。これまでは高校が所有している弓をかりて部活に励んできましたが、どうやら本格的にアーチェリーに向き合うようです。それで値段を聞いてみると、最低限の一式を揃えるだけで20万円はかかるというのです。お金のかかるスポーツなのだなあと思いましたが、「必要なら買ったらいいよ」と答えました。

でも、一体アーチェリーの何をどのように買えばいいのかわからない・・・。そうしたら息子に町外れの倉庫のようなところに連れて行かれました。あたりは真っ暗で、倉庫しかありません。息子がおもむろにシャッターを上げると、そこには数人の子どもたちが的に向けて矢を放っている姿がありました。おもしろい!と瞬間に思いました。

そうすると一人のおじさんが近寄ってきて「アーチェリーの道具で何を買うかこちらで見繕うので、それをご自分で注文してください」と教えてくれました。「ありがとうございます」とお礼を言いながら、この人は一体誰だろう?この施設は一体何?と頭の中を疑問が駆け巡りました。そう思いながら、車に戻ろうと真っ暗な中を歩いていたら、思いっきりすっ転んでしまい、右半身を打撲して膝を擦り剝きました。

痛みに悲鳴を上げながら、帰りの車の中で「あのおじさんは誰?この施設は一体何?」と息子に聞くと、おじさんの名前は教えてくれましたが、「あとはようわからん」とさらっと答えていました。ようわからんおじさんに20万円の道具を見繕ってもらうのねと笑ってしまいました。まあ、ようわからんままでいっか!と思っています(笑)。

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