風、風、風、

風、風、風、

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

今日は双子座の新月です。現代的な定義では新月ですが、以前は朔(さく)と言っていました。朔は英語ではnew moonと訳しますから、新しい月、つまり新月なのですね。

新月というのは、月と太陽が同じ方向となり、月から反射した太陽光が地球にほとんど届かない状態です。この状態を朔と呼びますが、この朔の瞬間を含む日を朔日(さくじつ)といい、月の始まる日「1日」としています。月の始まりは「月立ち(つきたち)」が転じて「ついたち」と言うため、朔日は「ついたち」と訓読みし、朔だけでも「ついたち」と読むようになりました。

朔日と言えば、赤福の朔日餅を連想します。伊勢には、毎月一日に普段より早く起きて、伊勢へお参りする朔日参りというならわしが残っています。無事に過ごせた一か月を感謝し、また新しい月の無事をお祈りするのですが、赤福本店では、お正月を除く毎月一日に朔日餅が販売されています。

二月は立春大吉餅、三月はよもぎ餅、四月はさくら餅、五月はかしわ餅、六月は麦手餅、七月は竹流し、八月は八朔粟餅、九月は萩の餅、十月は栗餅、十一月はゑびす餅、十二月は雪餅です。全部おいしそうでしょ。

昔、私が産休に入っていた頃は暇を持て余していたので、母と一緒に朝の4時頃に赤福本店から続く五十鈴川の土手に並んで、朔日餅を買っていたことを思い出しました。年に一回しか食べられない朔日餅を並んで買うことにワクワクした記憶があります。今はコロナ禍ということもあり、予約をすれば購入できるような仕組みになっているようですよ。

朔日は月の始まりの日ですが、新月も29.5日周期で変化する月の満ち欠けの始まりです。ですから新月は始まりを意味するのです。これから満ちていく始まりの日なのですね。何だか縁起がいいでしょ。

そこで愉快な仲間たちのグループLINEに石井ゆかりさんの星占いに載っていた言葉を送りました。「今日は双子座の新月です。熱風がゴウゴウ吹き荒れるような、勢いあるスタートライン。『やるぞ!』という意識が漲るようですよ。本番に向けてよ~いドン!」

この双子座の新月からまた流れが変わるような気がしています。双子座は風の星座、そして2020年末から占星術では今後200年続く風の時代が始まっています。風の星座に風の時代、風、風、風・・・。何かが始まる予感がします。熱風がゴウゴウ吹き荒れる始まりの時。さあ、みなさんも勢いよく何かをスタートさせましょう!

with k 4E