MESSAGE

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

Bank Bandの新しいアルバム「沿志奏逢(ｿｳｼｿｳｱｲ）4」を買いました。私は桜井和寿さんが好きなので、このCDが届いた日はとても幸せな気持ちになりました。

アルバムの中に“MESSAGE-メッセージ-”という曲があります。この歌詞がステキなので、少しご紹介します。

♪教室の隅／貼り出された／子供の頃の夢には／職業の種類だけが並んでた／でも本当は自分を／ちゃんと愛せる自分に／なることが何よりも大事だった♪

♪泣いたり笑ったりして／出来た皺に愛を注げば／今日までどんな風に生きてきたかあなたに記す／心の地図♪

♪まだ自分さえ知らないような／「幸せだよ」と真っ直ぐ言えるような／笑顔の自分になりたい♪

いつの間にか笑うと皺だらけの顔になる私がいます。もう50代だから仕方がありません。四捨五入すると100歳だし（笑）。でも、この皺を心の地図だと思えば、皺さえも愛おしくなりますね。笑うとできる皺は本当に優しく感じます。

そういえば、社会心理学者のデビッド・マイヤーズは人間の幸福感はそのとき限りのもので、長続きしないと述べています。2006年のディーナーらの研究では、新しいアパートに引っ越した嬉しさは平均3か月で色褪せ、好きな相手と恋仲になった幸せも6か月で薄らぎ、およそ3年でベースラインに戻るとされています。

それは当然のことです。外的要因に幸せを求めるならすべては色褪せていくのです。新しいアパートや好きな相手という自分の外側に喜びを見出すならば、その関係性は薄らいでいくでしょう。だって、新しい出来事が新しい記憶として上塗りされていくからです。

でもね、自分の内側に幸せを見出せば、泉が湧き出るように幸せが溢れてくるのだと思います。好きな相手と恋仲になることで幸せを求めるのではなく、その人と一緒にいる自分のことを愛せることが幸せだと感じることができれば、本当に「幸せだよ」と真っ直ぐ言える笑顔の自分になれるような気がしています。

その人は神様が与えて下さったギフトで、その人に出逢えたことに心から感謝をして、その人と一緒にいる自分のことが大好きで、皺だらけの顔で共に笑い合える人生を送ることができたら、どんなに幸せかと思います。

あなたは誰と一緒にいるときの自分が好きですか？少し考えてみてください。

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