複雑性PTSD
複雑性PTSD

オンラインカウンセリングのカナムーンです。
眞子さまがご結婚を発表されました。おめでとうございます。さまざまな障害を乗り越えて婚約から4年もの間一途に思い続けたお相手と一緒になれることは喜ばしいことです。
その眞子さまですが、複雑性PTSDと診断されたという報道がありました。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、命を脅かすような強烈で単発的な心的外傷(トラウマ)体験をきっかけに、実際の体験から時間が経過した後になっても、フラッシュバックや悪夢による侵入的再体験、その出来事に関連する刺激の回避、否定的な思考や気分、怒りっぽさや不眠などの症状が持続する状態を指します。例えば、レイプなどの暴行を受けたとか、目の前で人が亡くなるのを見たなどが、その出来事になります。
一方、複雑性PTSDは反復的、長期的なトラウマによって引き起こされます。例えば、長時間苛烈ないじめや虐待を受けていたり、民族対立などで常に怖い思いをすることなどで発症します。反復的、長期的なトラウマですから、PTSDよりも複雑性PTSDのほうが深刻な症状が出ます。
人とうまくつき合えなくなったり、感情が不安定になったり、「解離症状」が出て、自分でも記憶にない行動が出るなどの症状が出たりします。自傷・他害の可能性もあります。また、「パーソナリティ障害」や「多重人格(解離性同一性障害)」といった、人格交代が起きたり、意識レベルが変わることもあります。そうすると、仕事に就けなかったり、学校に通えなかったりすることも多々あるのです。
このような重篤な症状が出る場合は、カウンセリングだけでは改善が見込めないため、医療機関につないで、服薬で症状をコントロールする必要があります。ご本人は病識がないこともあり、その点を指摘されると抵抗を示したり、治療者の悪口を言いふらしたり、さまざまな反応をすることがありますが、長い目で見るとなるべく早く医療機関につなぎ、ライフステージが変わっても継続して治療を受けられる体制を整えておくことが肝要です。
眞子さまの場合は、お仕事を続けられていましたし、解離などは見られないようですので、複雑性PTSDまでは至っていない可能性があるような気がしています。犯罪被害者支援をしている立場としては、複雑性PTSDの症状はもっと重篤であるという実感があります。
それでも、誹謗中傷を長期的に受け続けることは精神的に耐えがたいことであり、人間としての尊厳を踏みにじられていると感じるのは当然のことだと思います。眞子さまが思い続けた人と一緒に過ごせる幸せを感じながら、渡米先で治療に専念されることを切に願います。一人の女性として幸せになっていただければな~と思っています。
with k 4E








