レインボー

レインボー

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

先日、10年ぶりに東京の友人からLINEがありました。20代の時に同じ会社で働いていたLGBTQにあたる友人です。彼から久しぶりに連絡が来てすぐに、27年前のことを思い出しました。ある日彼から「仲さん、実は僕ゲイなんです」と突然カミングアウトされて、「へぇ~」と何事もなかったかのように聞き流したら、「どうして驚いてくれないんですか?」と逆にがっかりされたのです。

それは何故かというと、今から35年前にも同じようなことがあったからです。その時もある日女性の友人から「りっちゃん、私な、女性が好きなんさ」と突然カミングアウトされて、「へぇ~、そうなんだ~」と答えたことがありました。私はその彼女のタイプではなかったようで、口説かれることはありませんでしたが(ちょっとホッとしました)、彼女は既婚の女性を略奪し、離婚させてしまいました。あれは彼女が高校生だった頃のことだと思います。

そんなこんなで、私のまわりには35年前からLGBTQの人たちが当たり前のように存在していました。だから突然カミングアウトをされても驚くことはなかったし、LGBTQのお話を聞くことが最近多くなった気がしますが、私にとっては昔から普通にあることなのです。

大学の教員だった頃は、研究室に恋愛の相談に来る学生たちがいましたが、その時は「あなたは男性が好きなの?女性が好きなの?それとも両方好きなの?」と質問することもありました。もちろん誰を好きになっても構わないのですが、それを確認しないとアドバイスの中身が的外れになる可能性があるからです。そうすると「先生おもしろいな~」と笑う学生もいました。

LGBTQは性的指向・性自認の違いです。そして私たちはどのような性を選ぼうが自由です。自分のからだもこころも自分のものなので、異性を好きになっても同性を好きになっても構わないのです。そうするとジェンダーにこだわらず、ただ人が人を好きになるだけの話なのだろうな~と思います。人を好きになるのに誰かの許可は必要ありませんね。自分の心の赴くままに人を好きになればいいのです。

冒頭の彼のInstagramを見ました。キラキラしたステキなゲイの世界が繰り広げられていました。そういえば、27年前にパレードに参加したことがありました。ちょうど東京都内で「東京レズビアン・ゲイ・パレード」が初開催されたのが27年前だったような気がします。今では東京レインボープライドという名称になっています。私って結構時代の最先端にいることが多かったりして(笑)。

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