彼岸花

彼岸花

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

秋のお彼岸の季節になりました。この頃に、茎の先に鮮やかな赤い花を咲かせるのが、写真の彼岸花です。この名前になった別の説には、有毒性からこれを食べた後は「彼岸(死)」しかない、という説もあるようですよ。また、別名では曼珠沙華(マンジュシャカ)と呼ばれ、山口百恵さんの引退コンサートで歌われていたことを覚えています。古いっ!

この秋のお彼岸は秋分の日を中日として前後3日間を指します。このお彼岸に何をするかというと、先祖供養と六波羅蜜の実践の主に2つだということです。仏壇仏具のお手入れや掃除、お墓参り、お供え物をしてご先祖様を供養します。これは、毎年のように行っている方も多くいらっしゃることと思います。

六波羅蜜の実践はいかがでしょうか?まずは、六波羅蜜をご説明しなければなりませんね。六波羅蜜とは、この世にいながらにして彼岸(悟りの境地)に至るための6つの修行のことをいいます。この6つの修行をご紹介します。

六波羅蜜とは・・・
①布施(フセ)波羅蜜:見返りを求めず、他人のために惜しみなく善行を施すこと
②持戒(ジカイ)波羅蜜:戒律を守り、身を慎み、他人に迷惑をかけないこと
③忍辱(ニンニク)波羅蜜:身に起こる災いを受け容れ、耐え忍ぶこと
④精進(ショウジン)波羅蜜:誠心誠意努力を続けること
⑤禅定(ゼンジョウ)波羅蜜:常に静かな心を持ち、動揺しないこと
⑥智慧(チエ)波羅蜜:怒りや愚痴、貪りに捉われず、物事の真理を正しく見極めること

う~ん。自由に心地よいことを求める私にとっては、かなり窮屈な六波羅蜜ですが、秋分の日を中日とする1週間という期間限定なら、六波羅蜜を実践してみようかな~という気持ちに少しなっています。バチが当たりそうですが・・・。

戒律を守り、他人に迷惑をかけず、我慢しながら生きることも大切ですが、せっかくこの世に生まれてきたのですから、「じっと我慢の子であった・・・シトシトピッシャン♪シトピッシャン♪(子連れ狼?これも古いっ!)」と暗く生きるのではなく、コメディ映画のように笑いながらハッピーエンドを迎えられるような、そんな人生を送りたいと思っています。

楽しくガハガハ笑いながら、食べたいものを食べ、やりたいことをやり、一緒にいたい人と共にいて、自由に心地よくワクワクしながら生きたいと思うお彼岸の始まりの日でした。やはり私には六波羅蜜の実践はできそうにありません(笑)。

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