ケンケンの笑い声

ケンケンの笑い声

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

写真のテレフォンカードは、1968年にアメリカで放送された「チキチキマシン猛レース(原題:Wacky Races)」というテレビアニメの登場人物たちです。11台の個性的なレーシングカーとそれぞれのドライバーたちが、荒野・峡谷・砂漠・雪山などのバラエティに富んだコースで繰り広げるカーレースを描いたもので、原題の“Wacky Races”は「へんてこりんなレース」を意味しています。

登場人物のブラック魔王は、優勝できる実力を持ちながらも、レース戦略は妨害工作ばかり。コースから外れて悪巧みを図ります。その悪巧みに嫌な顔をしながら従う相棒のケンケン。私はケンケンが大好きで、あの「シシシシ・・・」という歯を見せて笑う笑顔と笑い声が忘れられません。私の近くにも、ケンケンのように白い歯を見せながら「シシシシ・・・」と茶目っ気たっぷりに笑う人がいて、このテレフォンカードはその人にプレゼントしようと思っています。

さて、人にとって笑うことはとても大切なことです。笑うと「NK(ナチュラルキラー)細胞」が活性化されます。このNK細胞は白血球の一種で、がん細胞や細菌に感染した細胞を死滅させる力があります。つまり、笑うと免疫力が高まり、さまざまな病気に対して強い体ができるのです。漫才や落語を見た後のNK細胞の活性と免疫力に関わるリンパ球を調べた実験がありますが、18人中14人のNK細胞が上昇し、免疫力のバランスを示す指標値についても、ほとんどの人が正常範囲に近づいたようですよ。

免疫力と言えば、今回のCOVID-19(新型コロナウィルス)のワクチンについても、様々な憶測が飛び交っています。現在日本で接種されているmRNA型のワクチンは、生来ある免疫機能にCOVID-19のスパイクタンパク質を記憶させて、COVID-19への免疫を作る役割を果たしますが、一方で生来持っている私たちの免疫システムを消滅させる危険性を有しているという説もあります。何だか抗がん剤が健康な細胞を破壊してしまうイメージに近い印象があります。

ワクチン接種をするかどうかは、新型コロナウィルスに対する正しい知識を身につけ、これからの自らの人生に与える影響を考えながら、自ら責任を取るつもりで、自己決定されるといいような気がします。

いずれにしても、この時期は、よく食べ、よく眠り、よく笑って、免疫力を高めてください。発酵食品はオススメです。私は毎日□―1(りつこナンバーワンと呼んでいます笑)という乳酸菌を摂取しています。そしてよく眠ってください。一日の活動で傷ついた内臓は22時から翌2時までに修復されるという説もあります。湯船に浸かったり運動したりして、毎日37度以上に体温を上げることも大切です。それから、大いに笑ってください。ワハハハと大きな声で笑ってもいいですし、ケンケンのようにシシシシでも構いません。とにかく、みなさん、この時期は免疫力を高めることを意識してくださいね。

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