若い燕

若い燕

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

2回目のワクチン接種の副反応があり、「おとなしく寝ていなさい」と優しく諭されましたので、昨日はローランドさんのYouTubeを見ながら横になっていました。ローランドさんといえば、現代ホスト界の帝王と称され、タレントや実業家としても活躍している男性です。

SNSや各メディアでの彼の発言は常に注目されていて、その名言を集めた著書『俺か、俺以外か』はベストセラーになったとか。私はまだ読んでいませんが、YouTubeでの彼の発言は、他者を意識しながらも心の赴くままに素直に発言している印象を受けるので、とても好感が持てます。

また、彼はミニマリストでもあります。ミニマリストとは、持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人のことです。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルです。

断捨離という考え方もこれに通じるのかもしれません。これはヨーガの行法に対応していて、断:入ってくる不要な物を断つ、捨:家にずっとある不要な物を捨てる、離:物への執着から離れることで、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想です。自分にとって本当に必要な物だけに囲まれて暮らすことは、ある意味贅沢な生き方なのかもしれませんね。

彼が住んでいるマンションの部屋は、すっきりし過ぎていて生活感がなく、まさにミニマリストのお手本のようです。でも、テレビのディスプレイもエアコンもつけっぱなしのようですから、地球には優しくないのかもしれませんが・・・。パソコンが使えないようで、それは少し意外でしたが、だから自ら発する言葉により敏感になるのかもしれないなあと感じました。

それにしても、29歳の若者の感性にしては、達観している面もあり、一方で少年のような純粋な面もあり、とても魅力的でした。昔、奥村博史が平塚らいてうに送った手紙の中で、年下の自分自身を「若い燕」と書いたところから、年上の女性の愛人になっている若い男性を「若い燕」と呼ぶようになりましたが、こんな魅力的な男性なら、私も平塚らいていのようになってみたいと思ったりして(笑)。

でも、本当に必要な物だけに囲まれ、本当に必要な人と、本当にしたいことをする人生が豊かなら、「若い燕」は必要ありませんね。あ~、まだ私は熱にうなされているのかもしれません。

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