性別

性別

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

一つ前のブログのテーマは「化粧」でした。今は男性も化粧をしていますので、それは性別による特権ではなくなりました。でも、性別という差は、厳然として社会に存在しています。それは、森喜朗さんの「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」という発言で、マスコミやネットでさまざまな意見が交わされ、女性蔑視だという批判が高まっていることから明らかです。

実は、森喜朗さんは、私の友人の伯父に当たる人です。なので私としてはあまりこの発言に対して批判的ではありません。「あ~、どもならんな~」という感じです。でも、この発言は性別について考えるきっかけを与えてくれました。そして、女性として生まれ、女性として結婚し、女性として働いている私は、蔑視されている側なのだな~と思いました。ちなみに今回の写真は、私が結婚式を挙げた軽井沢高原教会です。綺麗でしょ~。

女性として結婚し、子どもを授かり、母親として子どもを育てていられることに対しては、人生のフルコースを味わっているように感じています。また、家事・育児をこなしながら、さまざまな制約の中で女性として働いてきましたが、蔑視されている感覚はあまりなく、自由に発言をしてきました。さらに、行政や民間の団体が構成する理事会や委員会などで構成員を務め、会長などの役職も担う機会も与えられています。だから、今回の発言に対しては鈍感なのかもしれませんね。

女性は母親の胎内にいる時に、口をパクパク動かしていると言われています。まるでおしゃべりの練習をしているようだと形容した研究者がいますが、女性は母親のお腹の中でも、誰かに向かっておしゃべりをしているのかもしれません。また、女性と男性の脳の特徴も若干異なるとされています。脳には右脳と左脳がありますが、その中心には両側の脳の行き来ができるような橋がかかっています。それは脳梁(ノウリョウ)という名前ですが、女性はその橋梁が男性よりも発達しているので、右脳と左脳の行き来が円滑にできるという説があります。ですから、空気を読んだり、人の気持ちを理解しやすかったりと、脳の循環が活発なのかもしれません。だからこそ、会議の中でもさまざまなことに気づくのでしょう。それは自然にたくさん発言してしまいますよね(笑)。

つまり、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」のです。時間がかかってもいいじゃないですか?そういうものよね~、えっ?今頃気づいたの?と笑い飛ばすぐらいの世の中に早くなればいいのにな~と、改めて性別について考えさせられた森さんの発言でした。

さて、子育ても終盤にさしかかっていますので、最後まで大切にとっておいた大好物のデザートを誰とどこで楽しむか考え始めよ~っと。

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