認知症

認知症

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

今日は11月11日です。「ポッキーの日」であると同時に「介護の日」でもあります。「いい日、いい日」と読み、「いい介護の日」として制定されたようですよ。

介護といえば、先日知人から「母が認知症になったみたいで、りっちゃんの『隣る人』を読んでみたら?って母に渡したら、ちょっとずつ読んでるみたい」と言われ、私の書いた本が何かしらのお役に立てるといいのになあと感じたことを思い出しました。

最も一般的な認知症はアルツハイマー型認知症で、脳内のアミロイドβの蓄積に伴い発症します。中核症状は記憶障害、見当識障害、判断力・理解力の低下で、周辺症状は妄想、幻覚、徘徊、暴力、暴言などです。これらには段階があり、FASTではステージ1からステージ7までの7段階に進行度を分類しています。

FASTのステージ1は正常、ステージ2は年齢相応の物忘れ、そしてステージ3に境界状態といわれる軽度認知障害(MCI)が位置します。MCIは仕事や社会的活動におけるミスが発生し、認知症は認められないものの加齢の影響のみでは説明できない記憶障害が存在します。

このMCIの状態のときに早めに気づいて治療を受けると、日本神経学会『認知症疾患診療ガイドライン2017』によると、MCIの人のうち1年で約5~15%が認知症に移行すると考えられている一方、1年で約16~41%の人が健常な状態に戻れるとも言われています。また、最近では「レカネマブ」という薬が承認され、MCIの人にも使えるようになりました。

この「レカネマブ」という薬を使用する条件のなかに、精神状態短時間検査改訂日本版(MMSE-J)の検査結果があります。そして、私はこのMMSE-Jの検査を、津地方検察庁からの依頼で行うことがあります。被疑者の認知状態を測定し、福祉の支援につなげるかどうかを判断する基準とするために、MMSE-Jを実施するのです。

超高齢化が進む日本では、今後さらに認知症を発症する人が増えていくことと思います。人が関わる保健医療、教育、福祉、司法犯罪、産業労働等のすべての分野で、高齢者等の認知機能を測定するニーズが高まっていくことでしょう。ですから、私もこの分野の勉強をさらに進めていかなければならないなあと思っている今日この頃です。

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