いばらき

いばらき

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

4年前の茨城県を舞台にしたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の劇中に「『いばらぎ』じゃなくて、『いばらき』です」というセリフがありました。

私が高校を卒業して推薦入学した大学は遠く離れた茨城県にありました。そう!「いばらき県」です。私も高校生の時は「いばらぎ県」だと思っていましたが、大学に進学してはじめて「いばらき県」だと知りました。茨城県出身の同級生に、「ひよっこ」の劇中セリフと同じように教えられたのです(笑)。

大学生の時の私はとっても不真面目で、授業はサボるわ、途中から東京に住んで高速バスで通学するわ、4年間で卒業できず留年するわで、もう手のつけられない落ちこぼれ大学生でした。「東京から通うのはしんどいわ~」と大学の同級生にグチをこぼしたら、「そうでしょうよ~」(←茨城県のイントネーションで)とよくあきれられていました。

だから、大学で教員をしていた頃は、サボる大学生の手の内はよくわかりました(笑)。それは自分がサボりまくっていたからです。大学2年生の時から、アマチュア・ロックバンドのマネージャーをしていて、全国ツアーに同行していたから授業に出られなかったのですが、今ではもっときちんと勉強しておけばよかったと後悔していますし、反省もしています。申し訳ございませんでした。

そして、現在、学生相談員としてお世話になっている大学は、大阪府茨木市にあります。そう!「いばらき市」です。高速道路を利用して自家用車で通勤をしていますが、「茨木市」という看板を見ると、「いばらき県」のことをいつも思い出しています。何だかちょっとした繋がりを感じたりして・・・。

学生相談は、大学における学生支援の中心的な役割の一つに位置づけられていて、学生一人ひとりの個性や能力の伸張をはかるために、教育的配慮と科学的方法とによって学生を援助する活動をいいます。そして、学生が誰かに相談したいというニーズを感じた時に、専門のカウンセラーによる個別相談が受けられて、全人的な育ちを保障されるという機能があります。カウンセラーは、それぞれ独自の問題を抱える学生に対して、その問題の自主的な選択や決定ができるようにエンパワーメントを行います。

ここでも、私の落ちこぼれ大学生活が役に立っています。ずっと優等生だったら、共感できないこともあったかもしれません。さまざまな立場を経験することで、物の見方の幅が広がるような気がします。な~んて、サボりを正当化してはいけませんね(笑)。

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