ながれながれて

ながれながれて

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

今日8月31日は「I Love Youの日」です。英語圏では「831」=「I Love You」らしいですよ。是非、今日は大切な人に「愛しています」と伝えてみてはいかがでしょうか?

この「I Love Youの日」は、私にとっては転機になった日でもあります。

2年前の今日は、まだ大学の専任教授でした。定年になるまで大学教授を続けているだろうと疑いもしませんでした。いわゆる無難に生きていた頃と言えるかもしれません。
1年前の今日は、大学教授としての最後の日になりました。16年半もの間、大学の教員として過ごしましたので、なかなかの転機でしょう。と言っても、何か悪いことをして辞めたわけではありませんので、ご安心くださいね。また、この日は、三重県の犯罪被害者等支援条例の制定記念シンポジウムが開催され、パネルディスカッションのコーディネーターとして三重県知事とご一緒していました。
そして、今年の今日。私はフリーランスとして様々な活動をしています。「浮き草人生」の再開です。

大学時代の友人から、20代の私の人生を「あなたの人生は浮き草のよう!」と冷静に分析されたことがあります。2~3年ごとに人との出会いの中で請われるがままに職を変え、流れるように生活していたからです。その頃は流れに抵抗しようとしても流されていく感覚がありました。今、あの時の感覚が蘇っています。来年の今日、私は一体何をしているかまったく想像がつきませんが、まあ、肩の力を抜いて、流れに身を任せていこうと思っています。「52才にもなって、なんという脳天気!」と、また大学時代の友人にあきれられました。アハハハハ(笑)。

ユダヤ人精神分析学者であるフランクルは、自らのナチス強制収容所での体験の中で、「それでも人生にイエスと言う」という有名な言葉を残しました。諸冨祥彦さんは、この言葉を「私の立場ではなく人生の立場に立つと、人生は私にイエスと語りかけてくれるのだ」と解説してくれています。また、フランクル心理学では、「私を必要としてくれている誰かや、私がこの世に生まれてきたことの意味や使命のために、私はこの人生で何を求められているのだろう」と自問しながら生きていくように勧めているといわれています。

さて、私はこの人生で何を求められているのでしょうか?
おそらく死ぬ前に答え合わせができるのではないかと思っていますので、それまでは、プカプカ~、ユラユラ~、写真の浮き草のように流れに身を任せて生きていきたいと思っています。

あなたはこの人生で何を求められていますか?しばし考えてみていただければと思います。

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