水芭蕉

水芭蕉

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

♪夏が来れば 思い出す はるかな尾瀬 とおい空♪水芭蕉の花が 咲いている~♪
この歌は『夏の思い出』という唱歌ですが、この歌詞にあるような尾瀬に咲く水芭蕉を、ずっと前から見に行きたいなあと思っていました。なぜずっと願っていたのかは自分でもよくわからないのですが、心惹かれるものがあったのだと思います。

そんななか、波瀬植物園の水芭蕉が見頃であるというネットニュースを見て、これは行かなければ!と瞬時に閃きました。波瀬植物園に水芭蕉が咲くことはホームページで知ってはいたものの、これまでタイミングが合わず、足を向けることはありませんでした。このネットニュースを見て、「あっ!水芭蕉に呼ばれている!」と心が躍りました(笑)。

写真の水芭蕉は、波瀬植物園で撮影したものです。

水芭蕉は高原や山間の湿地に咲く花で、花言葉は「美しい思い出」「変わらぬ美しさ」です。3~4月に見頃を迎えますが、寒い地域では5~7月の初夏に咲くようですので、水芭蕉は♪夏が来れば 思い出す♪初夏の花だと思っている人も多いかもしれません。白い部分は花ではなく葉が変形したもので、仏様の背に炎が燃えているようなその姿から仏炎苞と呼ばれています。

水芭蕉の名前の由来は何だろうと思って調べてみたら、仏炎苞が芭蕉というバナナのような葉を持つ植物と似ていることから、この名前がつけられたようですよ。そういえば、同じ三重県にある伊賀市出身の松尾芭蕉も、このバナナのような葉を持つ芭蕉という木が名前の由来になっています。芭蕉つながりですね。

YouTubeを観ていたときに、松尾芭蕉もなんば歩きをしていたという内容の番組を見たことを思い出しました。なんてったって、『おくのほそ道』の旅で歩いた日数は約150日、歩いた距離は約2,400キロと言われていますから、省エネ歩行のなんば歩きをしないと走破できなかったかもしれませんね。そんな長旅の途中で、松尾芭蕉もこの水芭蕉を眺めていたのだとしたら、同じ芭蕉という名前に何かご縁が感じた可能性もありますね。そんな妄想が膨らんでいます(笑)。

花が咲く季節はだいたいの目安は決まっていますが、見頃の時期にタイミングを合わせて足を運ぶというのは難しいものです。今回はたまたま水芭蕉の見頃の時期に、波瀬植物園を訪れることができました。何だかそのご縁に幸せな気持ちになりました。花は私たちを幸せなエネルギーで包んでくれるようですね。今年も花をたくさん見ることにいたしましょう。

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