ネムノキ

ネムノキ

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

愉快な仲間たちが、ネムノキ(合歓の木、英語ではsilk tree)の写真を送ってくれました。ネムノキは、水鳥の産毛のようなふわふわとした花と、夜になると葉を眠るように閉じる就眠運動が特徴です。花言葉は「歓喜」「胸のときめき」「夢想」「安らぎ」です。

ネムノキの仲間でとても有名なのは、ハワイ・オアフ島のモアナルア・ガーデンズ・パークにあるモンキーポッドです。これは♪この~木なんの木きになる木~♪の「日立の樹」で知られています。とても成長が早く、雨が降る前に葉を閉じることから、ハワイ語で“ohai”「レインツリー」と呼ばれています。私はオアフ島に行くたびに、レンタカーを借りて、恒例のようにこの「日立の樹」を見に行きます。

ネムノキは、雨が降る前や夜になると葉を眠るように閉じるのが特徴なのですね。葉も眠ることが必要なら、人間も眠ることが必要です。それでは、なぜ人間に睡眠が必要かということを考えてみたいと思います。

人間に限らず、動物は睡眠を取ります。ただし、脳を持った、あるいは神経節という脳に近い器官を持った動物に限ります。魚類は外敵から身を守るために脳を左右交互に休ませ、常に警戒しています。キリンはやはり外敵から警戒しながら、とても短い時間(20分~1時間)睡眠を取ります。このように動物によって睡眠の取り方は異なりますが、眠らないと死んでしまうというのは動物に共通のようです。

この睡眠は、食料(餌)が確保できない時間帯に、エネルギーをできるだけ使わない状態を維持するために、進化の途中で獲得した生命現象とも言われています。そして、エネルギー消費を防ぐ方法として、体温を下げる、筋肉の緊張を下げることをします。夏は体温が下がりにくいので、入眠がしにくい時がありますね。

一方、人間ならではの睡眠の特徴としては、①脳の大脳皮質を休ませる、②自律神経のひとつである交感神経を休ませる、③生体リズムを動かしている脳内の体内時計に影響される、④22時~2時の睡眠のゴールデンタイムに体を回復・成長・発達させる、⑤レム睡眠時に記憶の定着と整理を促進させるという5つが挙げられます。

私は夜21時には眠たくなり、朝は4時頃に起床します。「おばあさんみたいですね」と言われますが、睡眠のゴールデンタイムにちゃんと寝ているのですよ(笑)。睡眠時間が平均より短い人は、寿命が短くなるという統計データもありますから、みなさんも睡眠のゴールデンタイムに寝て、睡眠時間も確保するようにしてくださいね。

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