安乎岩戸信龍神社

安乎岩戸信龍神社

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

先日、日本で最初にできた小さな島と言われているおのころ島(淡路島)に行ってきました。淡路島はこれまで何度も足を運んだことがあるのですが、今年は辰年ですから、淡路島の龍に会いに行こうと、今回の旅は安乎(アイガ)岩戸信龍神社を目的地に決めました。

写真のとおり、海沿いにある神社で、大きな磐座のなかに小さなお社がありました。この神社の由来は次のとおりです。おのころ島には小さな神さまがいらっしゃって、その傍らには常に龍がいました。小さな神さまは朽ちる小さなお社に住んでいましたが、村人たちはもっと大きなお社に還っていただこうと計画していました。そのことを知らずに、小さな神さまは龍にお使いを頼みます。龍がお使いに行っている間に、村人たちは小さな神さまを少し離れた大きなお社に遷してしまいます。お使いから戻ってきた龍は小さな神さまを見つけられず、今でも帰ってくることがない小さな神さまを待ち続けています。その誠実な龍をお祀りしているのが、安乎(アイガ)岩戸信龍神社なのです。

無人の社務所にはお守りの自動販売機が据え置かれ、壁には白龍の絵が掛けられていました。この神社にいらっしゃるのは白龍さまのようですよ。

お参りを終えて、鳥居までの道すがら、草むらをササ~ッと動く薄い灰色のくねくねした細長いトカゲを見かけました。「ぎゃ~っ!」という私の叫び声に、同行者もビックリして後ろを振り返りました。「トカゲ~っ!」と言うと、「そんなに驚かなくても~」と笑っていました。私はハ虫類や両生類が苦手で、あのぬめ~っとした肌感を思い出すだけで、ゾ~っとするのです。

家路に着いてから、あれは白龍さまかもしれない??……と怪しい思いが湧いてきました。それで、“トカゲ スピリチュアル”とネット検索してみたら、神社に現れるトカゲは神さまからの歓迎のサインであり、トカゲはその姿から龍神を転写した生きものといわれていると書かれていたのです。それを見て、「ほら~、やっぱり~!」と一人でほくそ笑んでしまいました。

思い込みが激しいのもいい加減にしないといけませんが、その思い込みで自分がご機嫌さんでいられるのであれば、それで十分なような気がします。それならば、「ぎゃ~っ!」ではなく、「こんにちは」ときちんと笑顔でご挨拶すればよかったわと少し後悔しましたが、時すでに遅し、あとの祭りです。これからは神社でトカゲにお会いした時には驚かないようにしたいと思います。

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