大雨の戸隠神社

大雨の戸隠神社

前回のブログで天照大神のことを少し書きましたら、大雨の戸隠神社を参拝したことを思い出しました。左の写真は私が参拝した時の大雨の戸隠神社の随神門、右の写真は愉快な仲間たちが参拝した時の晴れた日の戸隠神社の随神門です。晴れた日のほうが気持ちよさそうですね。日頃の私の行いが悪いので、大雨に祟られたのでしょう(笑)。

戸隠神社のホームページによると、その歴史は次のとおりです。

天照大神は、弟のスサノオのあまりの乱行に、天岩戸にお隠れになり、世の中は真っ暗になり、大混乱になりました。そこで、困った神々が会議をして、大神を再び外へ連れ出すために、歌や踊りの祭りを開きました。その賑わいを不思議に思い、天照大神が少し戸を開けたところで、手力雄命(たちからおのみこと)が岩戸を押し開いて、大神を迎えました。その岩戸が下界に落ちて戸隠山になったという伝説があるようです。へぇ~。

そして、戸隠山の奥社には天力雄命(あめのたちからおのみこと)、中社は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)、火之御子社は天鈿女命(あめのうずめのみこと)、宝光社は天表春命(あめのうわはるのみこと)、九頭龍社には水と豊作の大神の九頭龍大神が祀られています。お~、「あめ」と「みず」ばっかり!そりゃあ、大雨も降るわなあ!とむりやり納得してみたりして……。

大雨なので、靴も服も雨をたっぷり吸って重くなっていくし、あと何メートルという標識もないし、行けども行けどもお社は見えてこないし、足元もどんどん悪くなるし、石の階段も自然のままの形だし、体の熱は奪われて寒くなってくるし……と、心が萎えそうになりながらも、やっとの思いで参拝したことを覚えています。

そして、帰り道も同じように、大雨に降られながら、来た道を引き返しました。これは修行だわと心に言い聞かせて、一歩一歩重い足を引き摺りながら、ただ淡々と歩みを進めました。

雨の日には雨の降るように、晴れた日には晴れた日のように、ただ淡々と過ごせばいいとわかっていながらも、ちょっと心が折れそうになった大雨の戸隠神社の参拝でした。でも、何だか九頭龍大神には歓迎されていたような気がします。いやはや何とも負けず嫌いですね(笑)。

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