天疎向津姫

天疎向津姫

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

写真は、六甲山にある六甲比命大善神社です。ご祭神は、撞賢木厳魂 天疎向津姫(つきさかきいつのみたま あまさかるむかつひめ)です。またの名を瀬織津姫(せおりつひめ)と言います。六甲は「むかつ」とも読み、瀬織津姫が晩年を過ごした地ともされています。

瀬織津姫は文献等にはほとんど残されていないのですが、神道の大祓詞と『ホツマツタヱ』に記述があります。この『ホツマツタヱ』は、漢字が伝わる以前の日本にあった「ホツマ文字」という文字でつづられ、古事記や日本書紀よりも古い書物だと考えている歴史愛好家もいます。

この『ホツマツタヱ』のなかに登場する瀬織津姫は、以下のように記されています。

その美しさに天照神が自ら宮を駆けおり、手を引いたと言われます
天を下らし、向かい合う姫
天疎向津媛命(あまさかるむかつひめ)

この姫こそが、瀬織津姫なのです。

そうすると、天照神つまり天照大御神は男性神ということになり、古事記や日本書紀の女性神という記述とは矛盾することになりますね。お~!歴史の神秘!何が正しいことなのやら~?ということで、瀬織津姫に心引かれる人たちが多くいるようです。また、瀬織津姫は龍神の化身とも言われていますので、龍神好きの人たちにもファンが多いのですよ。

私は、瀬織津姫(せおりつひめ)の「りつ」と、私のなまえの「りつ」の部分が同じ~!というこじつけのような理由から、瀬織津姫が大好きです。また、中学生の頃から時間を見つけては、ひとりで伊勢神宮を参拝していたことから、天照神ともご縁があるのでは?と勝手に妄想していますので、今回の六甲比命大善神社のお参りもとても楽しみにしていました。

そんな妄想をしながら、六甲比命大善神社に向かったのですが、これが険しい参道で、息を切らしながらの参拝になりました。でも、参拝後はとても清々しい気持ちになりました。大祓詞にあるように、「早川の瀬に坐す 瀬織津比売と伝ふ神 大海原に持出でなむ」と、私の穢れを大阪湾に流してもらえたのではないかと思っています。

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