遷延性悲嘆症
遷延性悲嘆症

オンラインカウンセリングのカナムーンです。
2週間ほどブログをお休みしていました。この期間、7本の研修会講師の仕事があり、研修会の内容もそれぞれ少しずつ異なっていましたので、資料を作成するだけで大変で、パワーポイントに追いかけられているようでした。次の研修の予定は8月18日なので、少しホッとしながら、一息ついている状態です。このタイミングでブログを書き溜めておこうと思い、パソコンに向かっているところです。
そんな中、遷延(センエン)性悲嘆症の認知行動療法(PGDT)を学ぶ”というテーマのオンライン講座を受講しました。遷延性悲嘆症(prolonged grief disorder)は、以前は複雑性悲嘆(complicated grief)と呼ばれていましたので、こちらのほうが馴染みのある方もいらっしゃるかもしれません。
悲嘆とは、大切な存在を失くしたときにおこる自然な反応で、誰もが経験することですが、何らかの理由でこの悲嘆がなかなか和らがず、生活に支障を来すことがあります。これを遷延性悲嘆症と呼んでいます。大人の場合は1年以上前、こどもの場合は6か月以上前に親しい人と死別し、悲嘆反応が最近1か月以上持続している場合に、この診断名がつけられます。
私が悲嘆を初めて勉強したのはもう30年以上前のことですし、犯罪被害等で大切な存在を失くされた方はこの遷延性悲嘆を発症される方が多いので、かれこれ18年はずっと私の身近にあった悲嘆です。
今回オンライン講義を受けてみようと思ったのは、PGDTがどのように構造化されているのか知りたかったからです。認知行動療法は定式化されていることがほとんどで、マニュアルというものが存在します。最近のトラウマ治療は何でも定式化されていて、それに則って治療を行うのが主流になっていると感じています。
私は型にはめられるのが苦手なので、遷延性悲嘆症のカウンセリングも、ご遺族の状態に合わせてさまざまな手法を取り入れて行っています。なので勉強しても、マニュアル通りには行うことはほとんどありません。また、このPGDTを行う前提として遺族ケアが適切に行えることが挙げられていました。まさにその通りだと思います。
マニュアルを学ぶことは大切ですが、なかなかマニュアル通りにはいかないケースも多いものです。何でもマニュアル!というトラウマ治療の風潮はどうにかならないものかなあと思う側面もありますが、それだけ重篤なケースを扱うので、マニュアルも必要なのかなあと考えるときもあります。
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