合歓の木

合歓の木

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

今回の写真は合歓(ネム)の木です。愉快な仲間たちがパチッと撮って送ってくれました。淡い紅色の花が枝先に集まって咲くその姿は、とても可憐で華やかです。

合歓の木の名前の由来となったのは、夜になるとゆっくりと自分で葉を閉じるさまが、まるで眠るようなので「眠りの木」から「ねむの木」に変化しました。「ねんねの木」とも言われているようですよ。私は寝ることを「寝んこ」と言うことがありますので、「寝んこの木」でもありますね(笑)。

「眠りの木」から「ねむの木」になったのはわかりましたが、どうして合歓という漢字が当てられているのでしょうか。これは、夜になって葉がぴったりとくっつく様子が、男女が共寝する姿に似ていることから、つけられた漢字らしいです。また、中国には、不機嫌になった夫に合歓の花をお酒に入れて飲ませると機嫌が良くなるという伝説があるようで、そこから合歓は喜びを共にするという意味で使われているとか……。なので、中国では合歓の木は夫婦円満の象徴とされています。

ところで、共寝することは夫婦円満の象徴でしょうか。

同じ部屋で共寝すると、いびきの轟音で眠れなかったり、体感温度の違いからエアコンの設定温度の調整が難しかったり、朝型や夜型などの生活の時間にズレがあったりと、なかなかうまくいかないことがありますね。うんうん、そのとおり!と頷いている人もいると思います。

でも、まったく別の部屋で寝ていると、相手の息づかいを感じられなくなります。以前見たネットニュースの記事には、別の部屋だと生きているのか死んでいるのかわからないから、相手の気配がわかるぐらいの離れた距離を保ちながら、一つのつながった空間で寝ているぐらいがちょうどいいと書かれていました。

なるほどな~と思いました。息づかいを感じながらの生存確認は必要ですね。また、生きている相手と時間と空間を共にすることは大切なことだと思います。それも共寝のうちに入るのかもしれませんね。

そういえばカウンセリングの相談で、夫が定年退職でずっと家にいるようになって、本当にうんざりしています。夫の気配を感じるだけでも嫌なんですという主訴がありました。

熟年離婚が増えてきていますが、気配を感じるだけでぞっとするほど夫婦関係が冷え切っているのでしょうか。それとも亭主元気で留守がいい!だけなのでしょうか。それとも私たちは今でもラブラブよ!という関係を保てているのでしょうか?

さて、みなさんはど~れ?どれが良いとか悪いとか判断はする必要はないですから、どれでもOKだと思いますよ。

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