叶姉妹

叶姉妹

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

ネットニュースを見ていたら、叶姉妹「わたくしは結婚というシステムに微塵も魅力を感じません」というタイトルが気になりました。これは叶姉妹のお姉様である恭子さんのお言葉でございます。印象に残ったので、そのままご紹介します。

「日本の女性はなぜそこまで男性に気を遣って、選ばれようとするのでしょう。そもそものメンタリティが、なぜ、ご自身が選ぶ立場ではないのか。結婚に対しても、我慢することが多いようですね。我慢してまで結婚生活を続けるのはなぜでしょう。」

「わたくしはわたくしのもの、誰のものでもないのですから、(結婚というシステムに)何のメリットも感じないものです。(中略)わたくしの会いたい時に、会いたい人と、わたくしのしたいことをする。とても、自分勝手な風に思われるでしょうが、お相手はイヤであれば断るでしょう。」

自分にとっての幸せとは何かを、わかりやすく自分に正直に表現されているお言葉なのではないでしょうか。男性に選ばれるのではなく、自分で選んで決定するのです。まさに自分軸で生きるということでしょう。

もう一つのネットニュースに、桜井和寿さんが20年以上前に婚外恋愛をしていたという話題が出ていました。婚外恋愛をしていた桜井和寿さんに対するバッシングのニュースです。もう20年以上前のことなのに・・・。それに婚外恋愛は当事者同士の問題であり、その問題は当事者にしかわからないことだと思うのですよ。それに婚外恋愛された元妻は可哀想であるという風潮が色濃く出ているわけです。

まさに女性は男性から選ばれるのだというメンタリティが日本には残存しています。また、結婚したら配偶者はそれぞれの所有物であるという感覚も非常に強いと感じます。さらに、婚外恋愛されたほうは世間から上から目線で同情される傾向が強いのが日本の特徴でもあるかもしれませんね。

アメリカでは、婚外恋愛に加害者も被害者もありません。すべての婚外恋愛は同意によって成立しているからです。もしそれで離婚に至ることになった場合は、無過失離婚(No-fault divorce)という法律のもと、相手にどれほど非があろうとも資産が半分になるだけのことです。アメリカには慰謝料もありません。それは、配偶者は所有物ではないからです。だから加害者も被害者もないのです。

アメリカでは男女平等が進み、収入の格差も日本ほどありません。男性による仕事と家事や子育ても男女平等に近い状態です。子供は女性が育てなければならないという固定観念も低く、離婚後は共同親権である場合がほとんどなのです。

日本がこれほど婚外恋愛をとやかく言う背景には、日本人特有のメンタリティの問題や、男女平等でない社会的な構造の問題が根強く残っているからなのだろうと思います。誰もが我慢することなく自由に自分の幸せを求めることができる日本社会に早くならないかな~と願っています。

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