燃やしすぎ

燃やしすぎ

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

今回の写真は、愉快な仲間たちが送ってくれた、吉野脳天大神の大祭の写真です。轟々と火を焚き、煙が立ち上る様子が印象的です。「火、燃やしすぎちゃう?」と思うところもありますが(笑)。

それにしても、脳天大神って!その名前のインパクトが強すぎます。この脳天大神は、その名のとおり首から上をお守り下さる神様です。覚澄大僧正が修行の場所を探し求め、行場の開発に取り組んでいる時に、頭を割られた蛇に遭遇し、それを哀れに思った大僧正は経文を唱えて葬ったそうです。その後、その蛇が何度も夢枕に立ちお礼を言い、「頭の守護神として祀られたし」という霊言を伝えたといういわれのある神社です。

この脳天大神はスピリチュアル好きの方に人気があるようです。神社やお寺にも相性というのがあるようで、ご縁がないと辿り着くことができない人もいるということですよ。私は「火、燃やしすぎちゃう?」と言ってしまいましたから、脳天大神さまからお断りされそうです・・・。

この火ですが、火とはもともと何でしょうか?

火はものが燃えている時の様子で、炎を出しているものを一般的には火と呼んでいます。炭火や電熱線などの炎を出さないものも火と呼ぶようですが。

火を使う動物は人しかいません。火の発見が、文明の始まりになりました。昔の人は火の存在を山火事や火山の爆発で知ったといわれていて、木の枝にその火を移して持ち帰り、火を消さないように大切にしていたようです。人が自分で火をおこす方法を知ったのは、およそ45万年前だと考えられています。火を自らおこせるようになってから、寒い時にも凍え死ぬこともなくなり、動物も火を使って追い払うことができ、人は火の恩恵をたくさん受けてきました。だからこそ、火を神様として敬い畏れ、火を焚いてお祈りをする火祭りが世界中にあるのですね。

そういえば先日、七輪で炭を燃やして貝や魚を焼いて食べました。少し肌寒い日でしたので、火の暖かみをより感じることができました。火には癒し効果があるとされていて、1/fのゆらぎやマイナスイオンの放出など、自然の一部として存在する私たち人間の生体に安らぎをもたらします。また、火を見ていると、リラックスができて、一緒にいる人と会話が弾み、親近感を持つことがわかっています。

これから寒くなる季節です。気が置けない仲間たちと、火を囲んで心地よい時間を過ごすのもいいかもしれませんね。でも、「火、燃やしすぎちゃう?」にはご注意を!

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