獅子の門

獅子の門

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

「乙女座宮」という1978年にリリースされた山口百恵さんの歌があります。♪さあ/流星に乗って/銀河大陸横断鉄道/そう/夜ごとに輝く/星は星は生きてる/恋する命のときめきだけが/乙女座の祈り/若い獅子座のあなたに夢中よ/夢中よ~♪という歌詞で、山羊座の私は乙女座に憧れ、どこかに素敵な獅子座の男性はいないかしら~と思いながら、カラオケでよく歌っていました。ミーハーな性格が露呈してしまっていますね(笑)。

獅子座と言えば、毎年8月8日前後に、太陽は獅子座の15度付近を通過すると言われています。太陽というのは1年かけて黄道上を一周するので、これは毎年起こります。そして、この時期は、地球から見える一番明るい星であるシリウスが太陽とともに東から昇ります。これらの現象から、占星術では、地球、オリオン座の三つ星(ミンタカ、アルニラム、アルニタク)、シリウスの3つの天体が一直線にきれいに並ぶ宇宙の特別な天体位置をライオンズゲートと呼んでいるようです。この日は宇宙からのパワーが降り注ぐ日だとか・・・。

奇しくも、このライオンズゲートの8月8日に、東京オリンピックの男子マラソンがありました。暑い夏のオリンピックは選手にとっては劣悪な環境だったかもしれませんが、金メダルに輝いたケニアのエリウド・キプチョゲ選手は、宇宙からのパワーを受け取っているような次元が違う走りだったような気がします。ちなみにキプチョゲ選手は、11月5日生まれのさそり座です。

キプチョゲ選手は走る哲学者と呼ばれているようで、「マラソンは人生と同じようなもの。道路にはでこぼこがあり、人生には浮き沈みがある」や「生きていくうえで、己に打ち勝てる者だけが自由になれる。もし自己抑制ができないなら、気分や情熱の奴隷になってしまう」という言葉を残しているようです。そして、「みんなが幸せになれる“ランニング・ワールド”を作りたい」と願っているようですよ。ステキですね。

そして、私は8月8日に京都にある鞍馬寺に行ってきました。山門から本殿金堂まで30分ほどの道のりをえっちらおっちら登り、本殿金堂の前にある宇宙のエネルギーが集まると言われている金剛床の上に立つと、何だかエネルギーをいただけたようなそんな気になりました。山伏の格好をした修験者の方もいらして、法螺貝をぶおぼ~ぶおぶおぼ~と吹き渡らせていました。私の二つ前に並んでいたご婦人は、両手を広げて空を仰ぎ、5分ほど宇宙と一体化されていました。一体どんな願い事をされていたのでしょうか。

私の願い事は、「キプチョゲ選手の“ランニング・ワールド”ができるといいなあ」でした。もう一つはヒ・ミ・ツです。「乙女座宮」のようなミーハーなお願いごとでした。気分や情熱の奴隷になることもたまには良しといたしましょう(笑)。

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