学校の先生
学校の先生

オンラインカウンセリングのカナムーンです。
昨日、「三重県性暴力の根絶をめざす条例(仮称)」の第4回検討懇話会がありました。そのなかで、義務教育段階からの予防教育や被害児童生徒に対する学校での早期で適切な支援を行うことなどの必要性について話し合われました。とても大切なことだと思います。ただ、これは日本の学校教育の特徴であろうと考えています。
アメリカの学校の先生は、州ごとに少しずつ違いはあるものの、教科を教えること、成績をつけること、会議や研修に参加することなどが業務のメインであり、子どもの心のケアを行うことはほとんどありません。
休み時間は子どもだけでなく、先生もお休みの時間になります。昼食を子どもと一緒に食べることもありません。授業が終わったらすぐに帰宅します。休み時間や昼食の時間は、補助の先生が見守りを行うだけです。長期休暇中は先生も休暇ですので、副業をしたり、自由に自分の時間を使ったりします。親が先生に直接電話連絡することも禁止されています。
ただ、給与の面ではアメリカの平均的な給与より低く、学校に先生が雇われている構造ですので、学校自体にお金があれば給与は高くなり、学歴によっても給与の額は異なります。業務態度が悪ければ、学校から解雇されることもあります。ですので、先生という職業は教えることが好きな人が就く職業で、キャリアの一つでしかないという側面があるようです。
そうすると、アメリカでは性暴力の根絶をめざすために学校で予防教育を行ったり、学校で被害児童生徒に早期に適切な支援を行ったりという発想は生まれてこないであろうと思っています。それは、元来学校の先生の仕事ではないからです。
神経発達症(発達障がい)の子どもへのケアについても同様です。日本には公立の学校に特別支援学級がありますが、この仕組みは全員が一年ごとに進級していくことを前提に作られています。アメリカでは年度末に進級試験があり、進級できなかったら留年していきます。取り出し授業は行われていますが、その学年の学力レベルに達していなければ、そこで足踏みする仕組みになっていますから、それでもよろしければどうぞご自由に在籍なさってくださいということなのだと思います。
つまり、日本の先生はアメリカの先生と比べると、本当にさまざまな仕事をしなければならない状態であることがわかります。先生には休み時間はなく、給食も子どもと共に食べ、親からの電話にも対応し、教科以外のことも教え、子どもの生活の面倒もみています。長期休暇中には研修があり、残業も長時間あります。本当に日本の先生は大変だと思っています。
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