ヒ・ミ・ツ

ヒ・ミ・ツ

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

みなさんには、誰にも言えない秘密がありますか?秘密というのは、他人に知られないようにすることや、隠して人に見せたり教えたりしないことで、そのようなさまやそのような事柄も含まれています。誰にでも隠していることはありますよね。私にも秘密はたくさ~んあります。

思春期になると、誰とどんな秘密を共有するのかによって、人間関係を濃くしたり薄くしたりするという思春期心性が働き始めます。秘密は蜜の味がするという表現がありますが、秘密は誰かとの関係を深めるために共有したくなるのです。秘密は誰にも言わないからこそ秘密なのですが、同時に、誰かと共有したくてたまらなくなるという魔力ももっています。不思議ですね。

一方で、あなただけに話すと言われた秘密を、他の人にも話していることを知った時に、非常にショックを受けるナイーブさを持っているのも、思春期心性の特徴です。秘密を共有するグループに入れるか入れないかというのは、自分自身の居場所を確保できるかどうかという死活問題にも繋がることもあります。

また、本当に誰にも話せない秘密というものもあります。自分のなかに、自分しか知らない自分がいるのです。墓場まで持っていく秘密があるとおっしゃる方もいますが、これが自分しか知らない自分の秘密なのでしょう。みなさんにも、自分しか知らない秘密がありますか?私にはあります。でも、それはヒ・ミ・ツです(笑)。

そんな秘密を、カウンセリングではお聞きすることがあります。「初めて人に話しました」という言葉を先日も伺いました。私は被害者支援をしていますので、その内容はとても重たいものが多く、数年から数十年その人の心の中に隠していた秘密を吐き出されるので、時には目眩をしながら受けとめることもあります。

それも臨床心理士には守秘義務(秘密保持)があるので、安心してお話ししていただけるのだと思っています。業務上知り得た対象者及び関係者の個人情報及び相談内容については,その内容が自他に危害を加える恐れがある場合又は法による定めがある場合を除き、守秘義務を第一とするという倫理規程があるのです。

ですので、カウンセリングを始める際には、守秘義務があることをクライエントの方にお伝えするのがルールとなっています。誰にも話せない秘密を持っていることで生きづらさを感じている場合は、是非、カナムーンをご利用ください。お待ちしています。

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