カウンセラーの態度

カウンセラーの態度

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

6月1日(月)からオンラインカウンセリングのカナムーンを開始して、早いもので4か月が経ちました。せっせせっせと書き続けたブログも50本を超えました。緊急事態宣言前から始めた毎日の散歩も続けていて、心も体もかなり軽くなりました。継続は力なり!ですね(笑)。今回は私の散歩道(1時間半のロングコース)の写真にしてみました。

そして、この4か月の間に社会では様々なことがありました。5月25日に緊急事態宣言が全国で解除されたものの、その流行は終わらず、私たちは新しい生活様式を取り入れざるを得ない状況になりました。これまでのやり方が通用しなくなり、大きな変化を余儀なくされた方がたくさんいらっしゃったと思います。変化はすべてストレッサーになりますので、おそらくその反動がこれからどんどん出始めるのではないかと危惧しています。事実、カウンセリングのご依頼も増えてきています。

そこで今回は、これからもっと需要が高まるであろうカウンセラーに必要とされる態度について書いてみたいと思います。

クライエント中心療法を提唱したロジャーズは、カウンセリングを促進するようなカウンセラーの態度を次のように述べています。それは、
1.個人の価値や意義を認め、尊重すること
2.クライエントの能力への信頼
3.カウンセラーの自己理解の必要性
です。カウンセラーが、一人ひとりの人間がかけがえのない大切な存在であると十分に認識しているかどうか、そして、クライエントには自分の人生を決めていく自己指示の能力があると信じているかどうかがその態度の基本となります。さらに、カウンセラーは上記の2点について自分自身が実際にできているかどうかを徹底的に理解することが必要なのです。

その上で、カウンセリングを勉強されてきた方ならご存知のカウンセラーの3条件があります。それは、「自己一致(純粋性)」「受容(無条件の肯定的配慮)」「共感的理解」です。カウンセラーは思っていることと言葉にすることが一致していなければならないと言われています。但し、これは共感的理解ができていれば、自ずと実現されることだろうと思いますし、無条件にクライエントを受容することにもつながります。

いかに共感的理解ができるか、クライエントの内的照合枠(internal frame of reference)に感情移入的理解ができるか、つまりクライエントの心の中に入って、クライエントと同じように物事を見たり、感じたり、思ったりすることができるかどうかということが、カウンセラーの適性なのだろうと思っています。

このようなカウンセラーの基本的な態度を大切にしながら、オンラインカウンセリングのカナムーンを続けていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。

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