深い森
深い森
オンラインカウンセリングのカナムーンです。
30年以上文通をしている友人の妹さんから、ある本を薦められました。ニール・ドナルド・ウォッシュの『神へ帰る(Home with God)』です。
背表紙には、こう書かれています。
「今回の対話のテーマは『死』。この人生が終わったら何が起こるのか?先に逝った、愛する人びととは再会できるのか?地上のこの人生ではほんとうは何が起こっているのか?神は、ついに語りはじめた。」
この本は、神との対話の全記録です。
私たちは、Home with Godである神とともにいるわが家にどのように帰るのか・・・。
私はよく散歩をします。その途中にいくつかの森があって、その森の中に入っていきたくなるような誘惑にかられます。ある日、森の奥深くまで入ってみようと思いました。もしかしたら迷って、森から出られなくなるかもしれない。だから、木にしるしをつけながら森の奥深くまで入っていきました。帰り道は、木につけたしるしを頼りに戻ってくればいいのです。そして、森から出たらしるしがなくてもわが家に帰ることができます。
私たちは生まれる前にこの人生で経験したいことを決めてきているようです。それが、木につけたしるしです。でも、そのしるし通りに進まなくても、神とともにいるわが家には帰り着くようになっています。森に入ってこわい思いをしなくても、森を通らずに見通しのよい道を選んでも、険しい道でも、険しくない道でも、とにかく進めば、神とともにいるわが家に帰り着きます。それがこの世の人生のようです。
この本には、ロバート・フロストの詩が紹介されています。
森は美しく、暗く、深い
だが、わたしには守るべき約束がある
私には生まれる前に約束を交わした人がいます。その人には、深い森に入らなければ出会うことができません。結ばれることがありません。それならば、私は喜んで深い森に入ります。それがどんなに険しく、暗く、つらい経験になろうとも、私は愛に満ちあふれた幸せな心でその森に入ります。本当の運命の人と出会うことは、痛みを伴うものなのです。
そんな記憶を思い出させてくれた『神へ帰る(Home with God)』でした。んっ?これは夢かな??(笑)
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