遠くを見よ

遠くを見よ

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

ブログのネタを探すために、これまでの日々の記録ノートを眺めていました。すると、2012年8月8日の記録に、ある高校で行った授業のプロットが出てきました。今日はそれをご紹介したいと思います。

授業のTake Home Messageは、「自分のことだけを考えるな。遠くを見よ!」です。

それでは始めます。

みなさんは、1996年の今日8月8日に、ヒグマに襲われて亡くなった星野道夫さんという写真家・探検家がいることを知っていますか?

星野道夫さんは高校時代山が好きで、いろいろな日本の山を登っていたのですが、特に北海道に憧れていました。学校に行っているこの瞬間にも、北海道ではヒグマがどこかで生きているという事実がとても不思議だったそうです。

大学に入ると、夏は30度、冬はマイナス60度にもなるアラスカに行ってみたいと思って、毎日写真集を見ていました。その中にとても気になる写真があって、それがシシュマレフという海岸エスキモーの村で、そこにどうしても行きたくなりました。

星野さんはどうしたと思う?村長に手紙を書きました。宛先はメイヤー(村長)、シシュマレフ、アラスカ、USA、「あなたの村に行ってみたいから、世話をしてくれる人はいないだろうか?」って。

そうしたら半年ぐらいたって返事が来ました。その村のある家族から「いつでも来なさい」って。それで19歳の夏に3か月ほど星野さんはシシュマレフに行きました。そこから星野さんとアラスカの関わりが始まって、20年近くアラスカに住むことになったのです。不思議なご縁ですね。最後は取材で訪れたロシアのカムチャッカで、ヒグマに襲われて亡くなってしまうのですが・・・。

星野さんは、「すべてのものに同じ時間が流れていることが不思議だった」と生前話していました。例えば、今私たちはエアコンの効いた部屋でお話をしていますが、この瞬間アラスカの海ではクジラがジャンプして、ヒグマが鮭を食べ、オオカミが歩いているかもしれません。

みんな自分のことを考えるだけで精一杯かもしれないけれど、アランという人は「自分のことを考えるな。遠くを見よ!」と言っています。今この瞬間の自分も大切だけれど、地球上のすべての人や動物・自然にも同じ時間が流れていて、世界のいろいろなところで、さまざまなことが起きているということに思いをはせることで、星野さんのような心が欲するままの人生を送ることができるということも知っておいてもらえたらと思います。

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