テレビと電波

テレビと電波

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

箱根駅伝の往路の放送が終わりました。往路優勝は青山学院大学でした。コロナ禍の緊急事態宣言後、4時間もテレビをつけていたのは始めてでした。「○○が放送されるので見てください」と知人から言われてその時間だけ見たり、子どもがつけたテレビを夕飯を食べながら少し見たりすることはありましたが、4時間というのは約5年ぶりでした。

私は小さい頃からテレビが大好きで、学校から帰るとテレビの前に陣取り、ずっとテレビを見ていました。それは緊急事態宣言前まで続き、特に見たい番組がなくても、ずっと垂れ流すようにテレビをつけていました。そうしていると、いつも誰かが傍にいてくれているような気がして、安心していたのかもしれません。

でも、2020年の緊急事態宣言で外出が制限され、会いたい人に会えなくなったときから、テレビに対する印象が変わってしまったのです。緊急事態宣言の期間が延長されると「まだ会えないよ~!」とテレビから強く念押しされているようなエネルギーを受け取り、テレビが見られなくなりました。

また、その前の年のティク・ナット・ハン氏が開いたプラム・ヴィレッジのリトリートに参加した際に、「5つのマインドフルネス・トレーニング」を知り、テレビ番組のなかの毒性に気づくことなく消費をしないようにと教えてもらったことも影響していたのかもしれません。消費に没頭することで、孤独や不安やその他の苦しみをごまかそうとせず、安らぎと喜びと健やかさを保つような消費のしかたの実践を学んだからです。

久しぶりに見た箱根駅伝は、学生たちが一年間かけて走り込んできた成果を競い合う清々しい大会でした。テレビ自体は毒性のあるものではなく、それを取捨選択して楽しんだり情報を共有するツールとして活用したりするのであれば、これからは少し見てもいいのかなあと思えるようになりました。

おしゃべりしたり、音楽を聴いたり、料理をしたり、お酒を飲んだり、ゲームに興じたりすることの一つとしてのテレビを見るという行為は、せっかく放送局が電波を届けてくれているのだから、受け取っていきたいなあと感じています。

電波といえば、自然のなかにはずっと前から電波がありました。太陽フレアや宇宙ノイズ、そして落雷や静電気の放電といった自然ノイズなどがそうです。私たちは常に電波のなかで生きているようですから、電波の恩恵を受けながら、今年一年を有意義に過ごしていきたいと思います。

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