日本人はどこから
日本人はどこから

オンラインカウンセリングのカナムーンです。
講演会で不安や恐怖のお話をする際にはいつも「人類がアフリカのサバンナでライオンと遭遇したときには、逃げるか戦うかして自らの命を守ろうとしてきました。そのときに、不安や恐怖を感じて、体に指令を出すのが脳の扁桃体(ヘントウタイ)というところなのですね」という説明をします。このときに、人類がアフリカで誕生したことをほのめかしていることにお気づきでしょうか。
そうです、人類はアフリカで誕生しました。私たちの祖先は、1,000万年~700万年前の頃に、チンパンジーの祖先と分岐して猿人となり、人類としての進化の道を歩み始めました。その始まりがアフリカだったのです。なぜアフリカなのかというと、現在、最も古いとされる人類の祖先はアフリカのチャドで発見された700万年~600万年前頃に棲息していたと考えられている猿人・サヘラントロプスだからです。
そこから人類の進化が始まり、ホモ・サピエンスとして世界中へと移動していきました。アフリカ大陸から外へ出た時期については、化石等からの研究で十数万年前だと言われていますが、1,000万年前という数字と比べると、ごく最近のような気もしてきます。そして、世界中にいる私たちの仲間であるホモ・サピエンスは肌の色は違えど、同じ体の形質を持っています。
縄文時代が好きな私としては、縄文人はどこからやってきたのかがずっと気になっていました。そこで、溝口優司さんの『アフリカで誕生した人類が日本人になるまで』という本を購入して調べてみました。溝口さんの仮説では、氷期にスンダランド(タイの近海にあった海底に沈んだ大陸)にいた人々が、大陸を海岸沿いに北上・東進し、西日本に辿り着いたのではないかとしています。
そこから紀元前13,000年頃から約1万年以上ものあいだ縄文時代が続くわけですが、その縄文文化を築き上げたのが、南方のスンダランドあたりからやってきた人々の子孫だったのですね。そして、北方アジア系の遊牧民の子孫が中国北東部や朝鮮半島に暮らすようになり、その一部が水稲栽培の技術を持って西日本に渡来してきたのが弥生人だと考えられているようです。
そして、稲作ができなかった寒冷地の北海道と、海での漁で十分に暮らすことができた沖縄には水稲栽培が根づかず、アイヌと沖縄の人たちに縄文人のDNAが色濃く残っているというのは理にかなっているような気がします。縄文人は南方系、弥生人は北方系で、縄文人は弥生人を戦うことなく友好的に受け入れ、置換に近い混血をした結果、現在のような日本人の姿形になりました。歴史を辿ると、おもしろい事実が見えてきますね。
with k 4E #458








