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オンラインカウンセリングのカナムーンです。

旧暦のお正月が過ぎてから、今年の辰年にちなんだ龍を巡る旅を始めました。と言っても、私の場合はミーハーな有名どころの龍の旅です。愉快な仲間たちは、それはそれはマニアックな龍の旅をしていますので、私は彼女たちの足元にも及びません。

今回は、瀧尾神社、東福寺、建仁寺というコースです。

瀧尾神社では、全長8メートルもの木彫りの龍が拝殿の天井から私たちを見下ろしていました。あまりの迫力に「夜な夜な川へ水を飲みに行っている。恐ろしくて眠れない」とご近所で噂が広まるほどだったようです。立体の龍を見るのは初めてでしたので、夢に出てくるのではないかと怖くなったほどでした。

東福寺は龍がいることを知らずに行きました。瀧尾神社の最寄り駅が東福寺でしたので、せっかくなので東福寺にも寄ってみたのです。方丈にある八相の庭の侘び寂びを堪能した後に、「蒼龍図は法堂でご覧になれます」という貼り紙を見つけて、いろいろな人に尋ねながら本堂(仏殿)へ辿り着きました。「法堂というのは本堂のことなのね。ここ、さっきお参りしたところだわ」と呟きながら天上を見上げると、立派な蒼龍さんが私たちを見下ろしていました。「ここにも龍がいらっしゃった」だいたい、事前に調べもせずに旅をすることが多いので、こんなことはたびたびあります。

最後に、双龍図を見に建仁寺に向かいました。東福寺の駅に降り立った瞬間から雨が降ったり、日が照ったりという不思議なお天気でしたが、建仁寺に着いても同じようなお天気で、身に沁みるような寒さを感じながら、建仁寺の方丈へ向かいました。方丈には俵屋宗達の風神雷神図屏風や、染織画家・鳥羽美花さんの襖絵などが展示されていて、見応えのある作品ばかりでした。そして法堂には双龍さんが愛嬌のあるお顔立ちで私たちを見下ろしていました。

今回は龍を巡る旅だったのですが、私の心を惹きつけたのは、○△□の屏風でした(写真)。これは、建仁寺を開山した栄西禅師建立の博多聖福寺の江戸期の住職である仙厓(センガイ)和尚が書いたものです。「宇宙を示した作品で、世の中の万物はこの3つの形から成り立つ」という解釈があるようですよ。密教の6大思想(地水火風空識)を○△□で象徴したものとも言われています。

建仁寺を開山した栄西禅師は、次のように説いています。「大哉心乎(大いなる哉 心や)」これは、人のこころは本来自由で大らかであるという意味だそうです。こころは宇宙のように広く静かに大らかなのだろうと改めて感じました。龍も好きなのですが、私はやはり宇宙とご縁があるようです。

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