わらびの会

わらびの会

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

今回の写真は、“わらびの会”でメンバーが持ち寄ったお菓子の数々です。2023年8月20日(日)に開催したシンポジウム「みんなで考える外国につながる子どもの発達障がい2023」が無事に会場開催を終えたことを祝した打ち上げ&打ち合わせ会でのお菓子たちです。まあ、今回に限ったことではなく、いつもこのようにお菓子を持ち寄りますので、通称「お菓子の会」とも呼ばれています(笑)。

この“わらびの会”は、2名の児童精神科医と国際交流財団の教育課長そして私の4名からなる小さな会です。私の師匠である児童精神科医が自身のクリニックを閉めた後に「外国につながる子どもへの支援を十分にできなかったので、支援団体に寄付をしたい」というお申し出をされたことから、発達検査や知能検査の通訳者を養成するための発達支援通訳研修を2020年8月に開始することになったことが発端となりました。

もう一人の児童精神科医は、発達支援通訳研修の講師をお願いした医師なのですが、これからのことを相談しましょうと、その年の12月12日に集まったのが、“わらびの会”の最初の会合となりました。“わらびの会”という名前になったのは、そのときに私が持って行ったお菓子がわらび餅で、もう一人の精神科医に会の命名をお願いしたところ、目の前にあったわらび餅を見て、“わらびの会”と名付けられたのです。

そこから、年に1度の発達支援通訳研修やシンポジウムの開催が始まりました。研修はすでに4回、シンポジウムは3回開催しています。その間に、県立の子どもの発達医療センターに通訳者の配置を実現したり、発達支援通訳研修で養成された発達支援通訳パートナーの派遣事業を開始したり、市の教育委員会に協力依頼をしてアンケート調査を行ったりと、小さな“わらびの会”でできる限りの事業に取り組んでいます。

このような小さな“わらびの会”ですが、外国につながる発達障がい児支援では、どうやら先進的な取組みを行っているようで、国立特別支援教育総合研究所の研究員や国立障害者リハビリテーションセンターの専門官が、シンポジウムに参加するために東京からわざわざいらっしゃるほどなんですよ。

でもね、2か月に1度ほどのペースで開いている“わらびの会”では、写真のようなお菓子を頬張りながら、思いつくまま気の向くまま発言したことを、えっちらおっちらちょっとずつ実現しているというのが実状だったりします。これからもあまり無理をせず、お菓子とともに、“わらびの会”をボチボチ楽しんでいきたいと思っています。

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