二人の旅

二人の旅

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

また怪しい夢をみました。『隣る人 心が弱ったときに開いてほしい本』の“満月と約束 不思議な夢”の続きのようです。

「教会で起こる人生のすべてを経験するために一緒に生まれようって約束をした後に、私たちは二つに分かれてこの地球にやってきたことを覚えていますか?」と女性の声が聞こえてきました。

「覚えていますよ。そして、また一つになるためにずっと準備をしてきましたよ」と穏やかで優しい声の男性が答えました。

「この地球には、時間と空間が存在しているでしょ。私たちが出発した世界には、時間も空間も存在しなかったから、それに慣れるのに苦労しました。それに、あなたはせっかちだから、私よりも早くこの地球に着いてしまったのですよ。だから、この地球であなたと巡り会えるまでに時間がかかったし、やっと出会えてからも二人で生きるための準備が必要になりました」

「せっかちだったかなあ。早く地球を経験したかったから、急いでいたのかもしれません。今でも私は歩くのが早いから、あなたと一緒に歩いていても少し先に行ってしまって、あなたがついてきているか、ときどき振り返ったりしていますよ。もうはぐれるのは嫌だから」と男性が笑って言いました。

「どうして私たちは二つに分かれたか覚えていますか?」と女性が聞きました。

「覚えていますよ。一つの魂で地球にやってくるより、二つに分かれて地球を経験したほうが、二倍の経験ができるからでしょ。私の人生は波瀾万丈でした。大金持ちの家に生まれたけれど、父の事業が失敗して大貧乏な生活に一変しました。ご飯もまともに食べられない時期もありました。それから離婚も数回経験しましたよ」

「苦い経験をたくさんしてきたのですねえ。でも、楽しい経験もあったでしょ。日本全国を回ったり、車も17台乗り換えたりして……。私も日本全国をまわりましたよ。いろいろな土地にいろいろな生活があるんだなあって知ることができました。おもしろかったですよ」

「もう苦い経験はしたくないなあ。この地球にはネガティブな感情が存在することを、身を持って体験しましたよ。だから、もう十分かなあ」

「そうですね。そろそろこの地球での仕上げに入りましょうか。私たちは別々に日本や世界を旅したけれど、これからは一緒に旅をしましょう。まるでハネムーンみたいにね。五感を使って感じられることはすべて堪能しましょう。遊園地を楽しむように地球を楽しみましょう。そして、一緒に帰りましょうね」

そこで、目が覚めました。二人がこれからどんな旅をするのか、また夢で見てみたいなあと思います。

with k 4E