地球の中心

地球の中心

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

2023年1月23日付の「ネイチャー・ジオサイエンス」に掲載されたジョン・ビデールの研究論文で、地球の内核は回転を一時停止し、逆回転を始めた可能性があることが示されました。んっ?地球の内核が回転しているの?何だか壮大なお話ねと地球の中心に少し興味を持った瞬間がありました。

私たちの地球はタマネギに似ていて、いくつもの層が重なってできています。私たちが普段歩いている地表は、「地殻」と呼ばれる最上層になります。地殻の下には「マントル」と呼ばれるほとんど岩石でできている層があります。さらにその下には、鉄がドロドロの液体状になった「外核」と呼ばれる地球の中心核の外側があります。最後に中心核の「内核」があり、中心核付近の温度は太陽の表面温度と同じくらいの超高温になるようです。

すると、「内核」は超高温のドロドロした液体状のもののようですから、何かの加減でゆっくり逆回転しても不思議ではないような気もします。「マントル」自体も動いていますから、「内核」も動きながら、地球のバランスを保っているのかもしれませんね。

なぜ、地球の中心に再び興味を持ったかというと、江の島の山二つという関東ローム層の一部である武蔵野ローム層をこの目で見たからです(写真)。いくつもの層が積み重なり、その中に約6万年前に堆積した軽石層が認められます。富士山と箱根噴火によって降り積もった軽石のようですよ。そのとき、地球のもっと奥の奥はどうなっているのだろう?そういえば数か月前に地球の中心が逆回転し始めたという記事があったなあと思い出したのです。

私たちが普段歩いている地殻は、冷えていますね。もし、地殻が太陽の表面温度ほどの超高温だったら、私たちは生活することができません。でも、私たちが歩いている地面の奥の奥のほうにある内核は、ものすごいエネルギーで燃えているのです。そして、回転しています。何ということ!でも、火山の噴火を思い浮かべれば、そのエネルギーの大きさも少し想像できるような気もします。

以前のブログで、「あなたの中心はどこにありますか?」とお聞きしたことがありますが、地球の中心は内核であり、燃えたぎっているようです。あなたの中心も、ものすごいエネルギーで燃えたぎっていますか?それとも、地殻のように冷静で硬くなっているのでしょうか?私の中心は燃えたぎっていますよ、たぶん……でも、燃えていたいと思います(笑)。

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