13のこと

13のこと

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

写真は志摩市神明にある「いのこ野」です。ここは国登録文化財の旧猪子(いのこ)家の住宅と蔵を修復・改修した建物と、国土交通省気候風土適応住宅認定の「いかだ丸太の家」の3棟が建つ2,800坪の創造的で愉快な「人の場所」です。

「いのこ野」は、私が以前勤めていた大学でご一緒していたパワフルな女性が、鬱蒼とした2,800坪の森を買い取り、汗水垂らして開墾し、旧猪子家を修復し、そこをギャラリーとしてご自分の作品を展示しています。その記事をネットで目にして、数年ぶりに会いに行きました。

そこで、彼女が語る未来の構想を聞き、それなら私も・・・ということで、「いのこ野」でカウンセリングをすることになりました。今後は、その広大な土地に4畳半ほどの掘立小屋を建ててもらい、終の棲家としながら、循環する自然の中でゆったり暮らすことも素敵だなあと思っています。と書いていたら、彼女からLINEがありました。おもしろい(笑)。

そういえば、私には“死ぬまでにしたい13のこと”があります。これは1年ほど前に書いたのですが、実は一つ一つが壮大です。その中に、これは実現できるのだろうか?と思えるものもあります。それが、“環境保全活動をする”と“犬でも猫でも人間でも保護できる施設を作る”というものです。どういう形で私はこの活動に関わっていくのだろうか?と疑問に思っていたのですが、この「いのこ野」がヒントになりそうな気がしています。

すでに実現したこともあります。それは、“一般社団法人三重県公認心理師会を設立・運営する”ことです。この4月に立ち上げたばかりで、まだよちよち歩きの状態ですが、軌道にのるまで会長として貢献できればと思っています。

「いのこ野」の彼女が再会してすぐに「これまでの経験がすべてここに繋がっているのよ、先生、不思議ね~」と言っていました。私も常々それは実感しています。生まれてから今まで蓄積した知識や経験が、すべて今の私に繋がっています。そして、“死ぬまでにしたい13のこと”にも繋がっていくのだろうと思っています。その13のことは一つ一つが本当に重いのですが、たぶん実現していくのです。

先日、YouTubeで坂東玉三郎さんのインタビューを見ました。その中で「生まれ変わったらどうしたいですか?」という質問に、玉三郎さんは「もう生まれ変わりたくないんです。これが最後です」と言っていました。私もそう思っています。何を若造が!と思われるかもしれませんが、玉三郎さんは71歳、「いのこ野」の彼女は69歳、私はまだ53歳です。二人の年齢までには、まだまだ生きなければ到達できないのです。ということは、まだまだやらなければならないことがたくさんあるということです。これはしんどい、ほったりするのです。でも、最後の仕上げとして力を振り絞りながら頑張りたいと思っています。

みなさんは死ぬまでにしたいことがいくつありますか?

with k 4E