ご機嫌さん

ご機嫌さん

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

みなさんは毎日を機嫌よく過ごせていますか?
私は結構ご機嫌さんで毎日を過ごしています。
人生はしんどいことも多いですが、「あ~、そうなのね~。そんなこともあるわよね~」なんて、目の前に現れた出来事を眺め回しながらありのまま受けとめて、それなりにご機嫌さんにしています。

でも、これがなかなか難しいとおっしゃる方もいます。日々仕事で成長している実感はあっても、どこか満足できない気持ちを抱えながら、自分の感情に振り回されているというご相談を受ける場合もあります。

そこで今回は、どうやってご機嫌さんに仕事をするかということについてお話ししたいと思います。

私たちは仕事をする時に、時間と精神的なエネルギーだけでなく、無意識のうちに自尊心を注ぎ込んでいます。仕事に対して大きな望みを抱き、自分ってこんなにすごいのよ!と自慢したい、周囲の人から認められたいという承認欲求を持っています。でも、現実はその期待と実際に抱く感情との間にズレが生じることが多々あります。そして、目標が高ければ高いほど、そこになかなか到達できない不全感が生じ、「どうしてこんなに頑張っているのに、誰も私のことをわかってくれないの?」と当たり散らしたりする人を見かけることもありますね。

そうするとネガティブな感情が炸裂します。悲しみや落胆、怒りなどのネガティブな感情を封じ込めようとすると、余計にそうした気持ちが高まったりします。ネガティブな感情はネガティブな結果を生み、それが負のスパイラルとして循環することもあります。この負のスパイラルを断ち切ることが難しい人もいます。

トロント大学准教授のブレッド・フォード氏は「何かに対してネガティブな反応を自分の感情が示したとき、それをどう受け止めるかが非常に大事です。こうした感情に善悪のレッテルを貼ったり、ネガティブな感情を変えようとしたりせずにそのまま受け入れる人は、ストレスにもよりうまく対応しています」と説明しています。

感情に左右されることはしんどいとおっしゃる方もいますが、さまざまな感情を味わいながら、善悪の判断をせず、「あ~、そうなのね~」とありのままを受け止めてみると、少しご機嫌さんでいられるかもしれません。そして、目の前にある問題に対して対処法や解決策を具体的に検討して、できることは優先順位をつけてやってみる、でも、どうにもならないことや自分ではコントロールできないことは手放すということができれば、さらにご機嫌さんに仕事に取り組めるかもしれません。一度、試してみてください。

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