国造りの神

国造りの神

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

息子が夏休み中に4泊5日のアーチェリー強化合宿に出かけるのに合わせて、私は山陰地方へ神社参りに出かける予定です。山陰の神社と言えば、そう、大国主神をお祀りしている出雲大社は外せません。

大国主神は、遠い神代の昔に、国土を開拓された“国造りの神様”です。生きとし生けるものが慈愛ある心で共に豊かに栄えていくための「豊葦原の瑞穂国」を築きました。大国主神は因幡の白ウサギを助けたことでも有名な優しい神様で、八上姫という美しい姫と縁を結んだことを、以前のブログでも書いたことがありました。

大国主神は国造りの後、天照大神に国譲りをして、目に見えない世界を司るために、永久に出雲大社に鎮まられました。この出雲大社は天照大神が高天原の諸神に建てさせてものか、大国主神が自ら建てさせたものかという論争が、本居宣長の古事記伝から生まれていますが、いずれにしても出雲大社には心優しい大国主神が今も鎮座されているのですね。

私には神社巡りの師匠のような仲間たちがいるのですが、彼女たちに「仲先生、出雲大社に行くなら、その前に大神神社へ行ってきてください」とアドバイスをされました。「はい」と答えてみたものの「どうしてだろう?」という疑問が湧きました。それで調べてみたのです。

『古事記』によれば、大神神社のご祭神の大物主神が、出雲の大国主神の前に現れ、国造りを成就させるため「吾をば倭の青垣、東の山の上にいつきまつれ」と三輪山に祀られることを望んだとあるのです。そして『日本書紀』では、大物主神は大国主神の「幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)」であると名乗られたということですので、大神神社のご神体である三輪山には、大国主神が鎮まられているのですね。なるほど~納得です!

このように古代史を記録した『古事記』や『日本書紀』には、日本神話が数多く収められています。

でも、これらの古典よりも前に、漢字伝来以前に日本にあった神代文字等で書かれた超古代文書があることを、みなさんはご存知ですか?『ウエツフミ』、『ホツマツタヱ』、『ミカサフミ』、『九鬼文書』、『竹内文献』、『富士谷文書』などです。これらは、学会の主流からは偽書とみなされているようですが、何だかロマンがあって心が惹かれますね。

『古事記』は712年に太安万侶が編纂した歴史書ですが、それはたかだか1,312年前のことです。地球が誕生してから46億年、現生人類であるホモ・サピエンスが現れてから40~25万年と考えると、1,312年なんてほんの最近のような気がします。超古代ってどんなだったのだろう?想像するとワクワクしますね。

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