月のかけら

月のかけら

オンラインカウンセリングのカナムーンです。

1月13日は山羊座の新月です。風の時代がスタートして初めての新月ということで、今年中に達成したい現実的な目標を決めるといいらしいですよ。私の今年の抱負は「煩悩の波乗りばあさんになる」ですので、心の赴くままに生きていきたいと思っています。超こわがりの私は、ビクビクしながら波乗りをしていますが・・・。

月と言えば、1969年にアポロ11号の機長として人類で初めて月面に着陸したアームストロングが、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」という言葉を残しました。この画期的な出来事が起きたのは、私が生後6か月頃のお話です。最近のことですね(笑)。

発達心理学で、羊水の中の胎児の様子を、月面着陸した宇宙飛行士が飛び跳ねている様子に例えることがありますが、それほどこの時の映像が人々の記憶に残るものだったのだと思います。私たち人類にとっては、歴史的な瞬間だったのでしょう。

写真の絵画は「月のかけら」という18歳の高校生の卒業制作の油絵です。ステキでしょ!ご本人の了解を得て、ブログで紹介しています。コンセプトは、「月は満ち欠けで形を変えるため、『新しい自分へ...』という意味があります。この光の粒子たちは自分自身の性格であったり、今までの学んだ知識であったり、私がこの18年間で培ってきたものを表しています。その粒子たちが飛び立って、新しい自分に生まれ変わるということを表現しました」ということです。

18歳の青年が、満ち欠けを繰り返しながら、まん丸い満月のように成長して、その粒子たちが飛び立って、また自分の手元に降り注ぎ、新しい自分へと旅立っていくという光景が、その幻想的な美しさとともに胸に響きます。頑張っていっぱいいっぱい成長したのだな~、この18年間楽しいことや辛いことをたくさん経験したのだろうな~、よくここまで豊かな自分を表現できたな~と感心することしきりです。

これからの人生は、まだまだ満ち欠けを繰り返しながら続いていきます。自分の思うように生きられない時期もあるかもしれません。感じていることと考えていることが乖離したり、こころとからだの感覚がバラバラになったり、自分のことを人に理解してもらえなくて孤立してしまったり・・・。いろいろな出来事が起きると思います。

でも生きていくなかで、いろいろな人との出会いがあったり、人類が初めて月面着陸するような歴史的な瞬間に立ち会えたり、ドキドキワクワクする楽しい出来事もたくさんあります。そして、満月になった自分自身という光の粒子を飛び立たせて、この月のかけらのように、私たちはいくつになっても新しく生まれ変わることができます。いつでも小さな一歩を踏み出すことができるのです。是非、青年たちには胸をときめかせながら、この人生を歩いていってもらえたらと願う1月13日の山羊座の新月でした。

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