ツクヨミ
ツクヨミ

オンラインカウンセリングのカナムーンです。
「二見興玉神社の龍宮社に白麒麟がいらっしゃるそうです」という怪しいスピリチュアル情報が入ったので、愉快な仲間たちと神社ツアーを行うことになりました。仲間たちの中には、スピリチュアルにとっても詳しい先生がいます。写真は、二見興玉神社の上空を撮影したものですが、白麒麟は見えますか?見えない?私にも見えません(笑)。
二見興玉神社の参拝後、前日の夜の乙女座満月にちなみ、先生の「今は月読宮に呼ばれています」という言葉に導かれるままに月読宮へ向かいました。道中、スピリチュアルの話で盛り上がり、「出る杭は打たれると言うけれど、風の時代はぐっと出て、追い風に煽られることが大事です。そうすれば、ふわっと浮き上がるから。中途半端に出たり入ったりすると、首が飛びますよ」とスピリチュアルの先生が教えてくれました。おそろしや~、おそろしや~。首が飛ばないように、ぐっと出ないとね~と決意を新たにした瞬間でした。そうこうするうちに月読宮に到着しました。
ツクヨミ(月読)と言えば、古事記に登場する神様です。イザナギとイザナミが黄泉の国のケガレをはらった時に生まれたのがアマテラス、ツクヨミ、スサノヲの3きょうだいです。アマテラスは伊勢の内宮に、スサノヲは熊野の本宮に祀られていますが、ツクヨミは伊勢神宮の別宮のご祭神として祀られています。
このツクヨミについては、河合隼雄さんが「日本人は太陽暦ではなく、太陰暦を用いていたのであり、月の存在は日常生活において大きい役割を占めていたと思われる。にもかかわらず、神話体系のなかで、ツクヨミはほとんど無為に等しい役割をもたされているのである」と説明しています。つまり、ツクヨミは役割のない神であり、空であり、無でもあるのです。これを河合隼雄さんは中空構造と呼んでいます。アマテラス、ツクヨミ、スサノヲという三神の中心にはツクヨミという何もしない神がいて、対立する両側のアマテラスとスサノヲのバランスを取っているのです。その他にも、タカミムスヒ、アメノナカヌシ、カミムスヒの三神も、ホデリ、ホスセリ、ホヲリの三神も、中心にいるアメノナカヌシとホスセリは何もしないのです。おもしろいですね。
何もせずとも、対立したものを空であり無である中間領域に持ってきて、妥協を図るのです。あるわけでもなく、ないわけでもない。何という微妙な存在であり、何という重要な存在なのでしょうか。あるのにない、ないのにある。あるのにない、ないのにある。あるのにない、ないのにある。試しに3回言ってみました(笑)。何だかおまじないのようですね。
そんなことを考えながら、月読宮の本殿の前に歩みを進めました。この神様が何もしない神様なのね~と思いながら、二礼二拍手一礼をして、お願いごとをしました。お願いごとは内緒ですが、前夜の満月を思い浮かべながら、中空構造に思いを馳せて、参拝をした月読宮でした。
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